和瓦のソーラーパネル設置工事工程
左側から、瓦上げ機を使ってソーラーパネルや部材を屋根の上に運びます。
お客様のお住まいを傷付けないために、施工前の養生作業は徹底的に行います。
アンカー位置を確認し、墨出しをします。
右下の写真は、アンカーボルトを固定する瓦を一度取り外しております。
アンカーボルトを固定する箇所の瓦を取り外しました。
左の写真がアンカーボルト(支持金具)です。
右の写真はアンカーボルトの裏側。黒くなっている部分はブチルシートといわれる特殊なゴムシートです。ダムなどの防水処理にも使用されます。
垂木の位置確認を行い、アンカーボルトを固定します。
(今回は屋根強度がしっかりとしていたので、補強板は使用していません。)
アンカーボルトに固定するビスです。メーカーの10年保証が適用されるように、指定の部材を使用します。
垂木に向かって、11箇所にビスを固定します。
台風などの強風にもびくともしません。
雨漏りを防ぐためにシリコンでコーキングを行います。
アンカーのピンが通る箇所の瓦に穴をあけます。
和瓦の場合、瓦の高い位置に穴をあけます。
瓦を被せるとアンカーのピンだけが、瓦の下から出ててきます。
雨漏りしないように防水処理を行っていきます。
まずボンドシールプライマーを塗ります。あらかじめ施工面に塗布することにより、各種シーリング材の接着性を向上させます。
当社は、耐久性・耐候性に非常に優れた「瓦をまもる君」というシリコンを使用しております。
ゴムキャップを被せ、更にコーキングを行います。
徹底した防水処理の完成です。
固定したボルトが水平になっているか確認のため、赤色の水糸をボルトに巻きます。
次に、アンカーボルトと架台を固定します。
★★配線瓦とは??★★
和瓦・洋瓦の場合ご相談に応じて当社は配線瓦というものを使用しています。
ソーラーパネルから出たケーブルを瓦の中を通して、屋根裏にそのまま配線できる施工方法です。
瓦を外した状態で、アスファルトシーリングに穴をあけます。
穴に付属部品を配線し、防水対策のために周辺を特殊ゴムシートで覆います。そこに、配線瓦を取り付けます。
配線瓦を設置しました。
ここから、ソーラーパネルのケーブルを配線するので、お住まいの壁などへの配線は不要で、景観も損ないません。
配線瓦を設置しました。
ここから、ソーラーパネルのケーブルを配線するので、お住まいの壁などへの配線は不要で、景観も損ないません。
ソーラーパネルのケーブルを配線瓦に通します。
右上の写真の配管パテを使用し、一切の隙間をなくし、害虫などの侵入を防ぎます。
いよいよソーラーパネルを取り付けます。
パネルの一枚の重さは15kg程度です。
ソーラーパネルを取り付けています。
★★要チェック!!★★
ソーラーパネルと瓦の間の写真です。ソーラーパネルのケーブルが瓦に全く接触しておりません。
配線がゆるく、瓦に接触すると、落ち葉などがつまり雨漏りなどの原因になります。
当社は見えない箇所も、徹底的にこだわって施工致します。
化粧カバーを取り付けることで、下から見たときに、配線などが隠れて景観を損ないません。
ソーラーパネルの設置完了です。配線瓦を使用しているので、見た目が綺麗です。
日当たりも良く、発電量が期待できます。
一階平屋のお住まいです。
一階の場合は、足場設置は行いません。