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電気料金は5年間で10%上昇。太陽光発電設置が効果的

投稿日:2022年08月30日

電気代上昇は5年で10%

電力の自由化が2016年に開始され、今年で5年目に突入ですが、電力販売を自由化することで電気代は低価格になるどころか、「10%も上昇」しております。
電力市場の開放がなければ、電気代の上昇は10%ではおさまらなかったかもしれません。


現在の電気料金はいくら?

2021年9月の標準家庭の電気料金は以下。
 東京電力 7,098円
 関西電力 6,826円
 中部電力 6,747円
 九州電力 6,564円

電力自由化によって、既存電力会社の従来の、経営に必要なコストを電気料金に上乗せできる「総括原価法」での価格設定はできなくなった。
現状の価格設定方法は「燃料費や人件費、設備費」を勘案して決めるわけだが、経営に必要なコストや利益から事業者の裁量で価格設定できるので、根本的には従来と変わらないが電力自由化により新電力が参入してきたことで、既存電力会社は「電気料金を下げないと顧客流出」の要因となる。
結果的には競争原理がはたらき、電気料金は低価格になるので消費者にとっては、非常に良いことだ。


電気代上昇の主な要因

電力自由化にもかかわらず、電気料金が上昇した主要因は2つ
 ● 化石燃料への依存
 ● 既存電力会社の地域独占

◆ 化石燃料への依存
2020年の冬に寒波とLNGの価格高騰により、電力取引価格が高騰したのは記憶に新しい。
しかしながら、LNG依存の発電はある意味仕方ない。
再生可能エネルギーの普及はすすんでいるものの、主電源としてはまったくもって不足している。
さらに再生可能エネルギーの普及にともない「再エネ賦課金」が全ての電力利用者から徴収され、電力料金の上昇に拍車がかかる。
本来なら、クリーンエネルギーで発電コストが安い原子力発電を再稼働させたいところだろうが、東日本大震災の後処理もままならない現状で、原子力発電の再稼働を議論できる状況ではない。
しばらくは、LNG依存は改善できないので、真夏や真冬の電力需要急増のタイミングで電気代が高騰するパターンが続きそうです。

電気料金を下げるためには、もっとスピーディーに再生可能エネルギーを普及させる必要がある。
家庭用の太陽光発電設置はもっとも効果的な方法の1つで、太陽光発電を設置することで電気料金は大幅に削減できます。
昨今の太陽光発電システムの販売価格は劇的に安くなっているので、電力使用量次第だが、10年以内には導入費用は回収できます。

太陽光発電システムの商品一覧

再生可能エネルギーの普及に連動して賦課金が増えますが、賦課金は購入電力量次第で増減するので、太陽光発電を設置し購入電力量を削減すれば、支払う賦課金は最小限に削減できます。
さらに、家庭用蓄電池やV2Hの導入で、太陽光発電の余剰発電電力を蓄電池や電気自動車(EV車)に充電することで、夜間の購入電力量を低減でき、電気料金を削減することができます。

家庭用蓄電池 メリット 価格 商品一覧

◆ 既存電力会社の地域独占
新電力は低価格を武器に、既存電力会社の顧客を奪い取っており、直近の新電力会社のシェアは20%にもおよぶ。
しかしながら、既存電力会社も地域に根づいた強みを活かし、関大電力、中部電力、中国電力、九州電力などが、ビルや工場などの企業向け分野で、「顧客の奪い合いを制限するカルテルを結んだ疑い」で、独占禁止法違反の容疑にかけられている。

新電力の価格帯に追従できずに行った不当な取引だろうが、こんなことはすぐにバレるのがおち。
まぁ、公正取引委員会からも厳重注意程度でおとがめなしだろう。

地球温暖化の改善策として、ガソリン車の廃止や再生可能エネルギーの普及は喫緊の課題だが、再生可能エネルギーが普及すると、電力会社から購入する電力量は減少するので、今後の電力会社の業績低下は免れない。

◆ 太陽光パネルの価格と性能を比較
太陽光パネルの価格相場と性能一覧は以下をご参照ください。
▶ 太陽光パネルの価格相場、性能比較はこちら

◆ 太陽光発電の補助金
太陽光発電の補助金(自治体から)は以下をご参照ください。
▶ 太陽光パネルの自治体からの補助金の詳細はこちら

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