スマートハウスという言葉をご存知でしょうか?
ここ数年の間に、急に耳にする機会が増えた方も多いのではないかと思います。
省エネ効果が高いとも言われるスマートハウスですが、その実体はどのようなものなのでしょうか?
スマートハウスってどんなもの?
スマートハウスとは、情報通信技術を使って、家庭内の家電や発電設備を制御し、エネルギー需給量を最適に管理して二酸化炭素排出量を削減させる省エネ住宅のことを言います。
従来までの省エネは、「ガスや電気を使うのをできるだけ我慢する」という考えが基本になっていました。
しかし、スマートハウスは、電気やガスを利用しながら、「無理なく快適に省エネ」していこうという考え方です。
単に省エネするのではなく、エネルギーを自ら創り出し、貯めて、最適に使用していくことを目的としてマネジメントされた住宅がスマートハウスなのです。
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スマートハウスに必要な機器とは?
スマートハウスには、主に3つの必要な構成機器があります。順番にご紹介していきましょう。
1.太陽光発電
スマートハウスでは、自らエネルギーを生産しますが、その要となるのが太陽光発電システムです。太陽光によるクリーンなエネルギーを創り出し、電気として家庭で使用します。
2.家庭用蓄電池
太陽光発電によって発電された電力を貯めておく機器が家庭用蓄電池です。
日中に創り出されたエネルギーを蓄電池に貯めておき、夜間に使用することができます。
他にも、料金の安い深夜の電気を蓄電して日中に使用したり、災害時の非常用電源として貯めておくなどしたり、さまざまな活用方法があります。
3.HEMS(ヘムス)
太陽光発電システムと家庭用蓄電池、そして家電機器を制御する役割を担うのがHEMSです。HEMSとは「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略で、スマートハウスのいわゆる司令塔とも言える存在です。
HEMSは、家電と発電設備を情報通信技術によって接続し、電気の消費状況を監視して最適な状態に「自動制御」します。
また、HEMSを設置することで、電気の発電量と消費量が「見える化」され、省エネ意識も高められます。
HEMSによる自動制御は、家電もHEMS通信の標準規格である「ECHONET Lite」を備えている必要がありますが、最近では対応製品も増えてきています。
以上のように、スマートハウスはさまざまな機器が必要です。
しかし、二酸化炭素を排出しないクリーンな太陽光エネルギーを創り出して、蓄電し、さらに自動制御で効率的に消費していくシステムは、環境にとっても私達人間にとっても大変魅力的です。
地球温暖化や原発事故により、エネルギーの需給問題が見直されている現在、環境にやさしく経済的で、省エネにも貢献するスマートハウスは、まさに理想の住宅とも言えます。太陽光発電と共に今後さらにニーズが高まっていくでしょう。
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