電気代高騰!市場連動型は要注意!
2021年1月の電気料金が、通常の10倍、請求額が10万円を越える事案が発生しております。
要因は、日本卸電力取引所(JEPX)にて、卸電力価格が高騰していることです。
▶ 太陽光発電の価格と性能比較はコチラ
新電力の電気代高騰の詳細は動画でも解説しております。
動画後半にお太陽光発電の節電効果もご参照ください。
電気代高騰に該当する電力プランは?
◆ 市場連動型プラン
自然電力、エルピオ、ダイレクトパワー
テラエナジー、ハチドリ電力など
◆ 一部が市場と連動するプラン
ハルエネでんき、エフエネ、ジニーエナジー
みんな電力、めぐるでんき、おトクでんき、アスエネなど
◆ 市場価格に連動しない電力プラン
auでんき、ソフトバンクでんき、ENEOSでんき、eoでんき
東邦ガスグループの電気、東京ガスの電気、Looopでんき
楽天でんき、東急でんき&ガスのでんき、HTBエナジーなど
市場価格と連動している電力プランを採用されていない方は、電気料金は従来通りです。
ご自身の電力プランの確認方法は、請求書や電気料金明細書、マイページにて「市場連動型」「燃料調整型」との記載があれば市場価格に連動しているので、必要に応じて他の電力プランへの切替など行ってください。
市場連動型の電力会社は、電気代高騰の救済措置として以下のように対応しています。
● 契約満了を待たず即日解約
● 新電力が割引で損失を負担
● 違約金なしで他社に契約変更
◆ 新電力の仕組み・料金比較
電力供給は「発電」「送配電」「小売り」の3つに分離し、「発電」「小売り」の市場が開放されました。
電気料金の構成・仕組みを理解することが、ご自身に最適な電力プランを検討するうえでの一助になりますので、以下のページをご参照ください。
卸電力の市場価格はいくら?
多くの新電力は、自前で発電設備を所有しておらず日本卸電力取引所(JEPX)から電力を買取って、顧客に供給しています。
卸電力価格の変動が、電気料金に直接的に影響します。
卸電力価格は通常時は8~10円/kWh程度です。
2020年12月後半から2021年1月前半に、「最高値251円/kWhと、通常時の25倍」まで電力価格が高騰しております。
卸電力価格高騰の要因は?
卸電力価格が高騰した要因は「需要の急増」「供給の逼迫」の2つの要素があるわけですが、特に供給側の課題が大きく、詳細を以下に解説します。
電力需要の急増
◆ 寒波の影響
1月中旬の寒波の影響で、暖房設備などの利用で電力需要が急増しました。
◆ コロナの影響
コロナ前は、平日の昼間はほとんどの方が職場で過ごし、自宅の電気はほとんど使っていませんでした。
昨今はコロナによりテレワークが浸透し、平日の昼間の在宅率が急増し、結果的に職場も自宅も電気を使うことにより電気の使用総量が増加しました。
電力供給の逼迫
日本における電力発電の比率は以下のように、80%程度を火力発電でまかなっています。
電力供給の課題は、火力発電の燃料である「LNG(液化天然ガス)の不足」です。
◆ LNGはストックが限定的
LNGの保管は-162度で冷却する必要があり、ストックは概ね2~3週間分と限られており、継続的な輸入が必須で、LNGの燃料不足の抜本的な問題は「物流も含めたLNGの仕入れ」です。
◆ 物流の問題
LNGはアメリカからの輸入が大半なで、アメリカから輸入する際の航路としてパナマ運河を通過する必要があります。
パナマ運河の通貨手続きにて、コロナ対策を強化したことで、航路の渋滞が発生し物流が大幅に遅延しているのです。
◆ 各国のLNGのトラブル
世界最大のLNG供給国のカタールではプラントの機械トラブルにより、輸出量が大幅に減少。
ナイジェリアでは、ガスラインが爆破されたり、スタッフのストライキにより、輸出量が減少。
韓国や中国でLNGの需要が増え、LNGの取引価格が上昇。
太陽光発電の節電効果は?
太陽光発電システムで享受できる、節電による経済メリットは非常に大きいです。
以下に太陽光発電導入による、導入価値を概算で試算します。
◆ 前提条件
・電気料金単価: 25円/kWh
・ソーラーパネルの寿命: 30年
・パワコンの寿命: 15年目
・パワコンの交換費用: 15万円
・ソーラーパネルの経年劣化は考慮しない
◆ 太陽光発電の導入価値の試算
・ソーラーパネル設置容量: 3kW
・導入価格(商品・工事): 90万円
・年間発電量: 3,300kWh
・月間発電量: 275kWh
・月間節電効果: 6,875円(= 275kWh × 25円)
・年間節電効果: 82,500円(= 6,875円 × 12ヶ月)
・回収期間: 11年
・利回り: 9.1%(経費はないので実質利回り)
・30年間の節電効果: 247万円(= 82,500円 × 30年)
・導入価値: 142万円(= 247万円 – 90万円 – 15万円)
シミュレーションより、設置容量3kWの太陽光発電システムの導入価値は142万円です。
経年劣化などを考慮しても、120万円ほどのキャッシュを享受できます。
さらに、上記シミュレーションは「節電効果」のみの試算で、「災害時の非常用電源」としての価値も勘案すると、導入価値はさらに高まります。
停電が数日続くと、公民館やガソリンスタンドにスマートフォンを充電するために連日長蛇の列ができます。
お子様の受験シーズンや親御様の介護中などに停電することも考えられるので、非常用電源の価値はプライスレスです。
まずは、太陽光発電の価格と試算をご確認ください。
▶ 今すぐ、京セラ太陽光発電のお見積りを依頼する!