太陽光発電を導入する際の大きな理由に、資産運用のひとつとして捉えるという考え方があります。太陽光発電は2012年から施行されている固定価格買取制度によって、余剰分の電力をそれぞれの電力会社に買い取ってもらえます。また、10kW以上の出力を持っている太陽光発電装置を設置すれば、その後20年にわたりそのときの価格で売電することが保証されます。この制度ができたことによって太陽光発電をビジネスとして本格的に取り組む動きもあり、売電価格が大幅に下がる前に設置しようと考える方も少なくありません。1kWあたり数円の違いであってもそれが20年続けば大きな違いとなります。出遅れることがないようにしたいところです。 ただ、思っているような費用対効果が得られるかは、また別の話です。 まず、効率的に発電量を上げるためにはそれ相応の広さが必要になります。建物の屋上や屋根に設置するとなるとソーラーパネルの重みも相当なものになりますので、建物自体の寿命を縮めてしまうことも考えられます。 また、広い土地を使って野立てにする場合は、屋根に設置するよりも設置コストがかかりますので設置費用が高くなってしまうというデメリットもあります。 そして、太陽光発電が普及すればするほど電気が売りにくくなるというデメリットがあります。これは電力会社が買い取ってくれないということではなくて、周りに太陽光発電で電力を蓄えているところが増えると、電圧の関係などで物理的に電力を売ることが不可能になる可能性があるのです。そのため、太陽光発電が普及してくるに従って、現在売電で得られるような旨味が減っていってしまうかもしれません。導入はお早めにすることをおすすめします。
太陽光発電の投資効果、費用対効果はいかに。
投稿日:2013年03月09日
- カテゴリー :
- 太陽光発電システム
【 関連コンテンツ 】