太陽光発電は電気代の節約効果や売電による利益、CO2を排出しないので環境に優しいといったメリットがよく注目されます。また、太陽の力を使って発電するためエネルギーの枯渇が起こらずに、半永久的に電力を生み出すことができる再生可能エネルギーとしても注目を集めています。 それだけいいものであるならばすぐにでも普及しそうなものですが、現状はまだまだ普及しているとは言えないでしょう。導入を検討している人が二の足を踏む問題点が解消しきれていません。太陽光発電の問題点についてもしっかりと理解して、自宅に太陽光発電を導入するかどうか慎重に検討することが必要です。 意外と知られていない問題点として、昼間に発電した電力を夜使うことができないということです。太陽電池というくらいだから発電した電力は貯めておけると考えるかもしれませんが、実は貯めることができず発電量の足らない夜は電力会社から電気を買うことになります。もっとも電気を使う夜の電力をまかなうことができないので、その点を気にしている人もいます。最近では電力を貯められる蓄電池をセットで販売する例もあるようですが、これにも大きなコストが発生するのでそれほど普及はしていないようです。 現在の状況では一般家庭が太陽光発電を導入するにあたってかかるコストは、200万円前後と言われています。数年たてば半額になるとの予想もされていますが、あくまで予想の範囲内です。今補助金をもらうよりも数年待って安く買った方がいいと考える家庭が少なからずいるのでしょう。補助金と初期投資とそして家庭での利便性、それぞれを考慮し満足のいく太陽光発電の導入をご検討ください。
太陽光発電がかかえる問題点
投稿日:2012年03月02日
- カテゴリー :
- 太陽光発電システム