いざ太陽光発電を導入しても、電力の運用に困ってしまうという方は少なくないでしょう。しかし、発電機と家電を結びつけることで上手に発電した電気を活用することが出来ます。その支えになるのがヘムスです。
ヘムスとはパナソニックが開発した家庭用家電を管理・コントロールするためのシステムで、AiSEGという機器とパナソニック製の家電をリンクすることにより価値を発揮するものです。
東日本大震災以降、日本人ひとりひとりが節電意識を持つことが求められるようになりました。ヘムスとAiSEGは、使用しているエネルギー量を数字と画に出力することで家電の使用者が意識的に、そして手軽に節電に取り組むことができるような環境づくりを目的に開発されました。
システムと機器を利用することで、自宅の太陽光発電で発電した電力の確認や、家電を使うことで消費される電力量などを手軽に把握できるようになります。電気だけではなく、ガスや水についても同様です。スマートフォン、ヘムス、AiSEGに対応するためのアプリをインストールすれば、リモコン代わりにスマートフォンを使用することができますし、家電の制御も遠隔で行えます。ヘムスは太陽光発電を導入することで、より便利なシステムになります。
余剰分は売電するのが普通ですが、ヘムスが構築されていれば家庭内で使う電力としても利用できます。自宅で作ったエネルギーを自宅で消費することで電気代の節約にもなりますから、家計にも大変優しいと言えます。