◆日照時間の都道府県ランキング
想像通り、東北や日本海側は晴天率が低く日照時間も短いようです。
北海道や沖縄の日照時間が短いのは意外ですね。
山梨県や宮崎県など日照時間が長い地域は、発電量も非常に多く、購入前に提示する発電シュミレーションを大きく上回る事が多くお客様の喜びの声も多く頂いております。
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ご存知の方も多いかと思いますが、太陽光発電システムの発電量は、日照時間のみに関連するのではなく、気温に大きく左右されます。
太陽光パネルは外気温や日照により、モジュールの温度が上昇し発電電圧が下がる。という矛盾したような特性があるのです。
結晶系の太陽光パネルでは、温度が1℃上昇するごとに約0.4%低下します。
温度上昇による発電電力低下の原理は少し難しい話になりますが、禁制帯幅が減少することで出力電圧が低下します。
パナソニックHITなど、エネルギーギャップの大きいアモルファスシリコンや化合物系の太陽電池は、温度上昇による電圧低下が少ないので、夏場の発電量は他の
結晶系シリコンと比較すると発電量が比重に多い。
エコ発電本舗がパナソニックHITをおすすめする最大の理由がHITが誇る優れた「温度特性」にあるのです。
せっかくなので、セルの構造からご紹介します。
一般的なセルの構造は以下の通りです。
パナソニックHITのセル構造は以下の通りです。
一般的なセルの構造と見比べてみればわかるように、大きな違いは、シリコンウエハ自体にp-n接合するのではなく、ウエハの両側にアモルファス・シリコンの層を作り、両側でp-n接合しているのです。
アモルファス・シリコンの特徴としましては、層を形成するのに、200℃程度と低い温度帯で形成でき、高温処理によるシリコン結晶劣化を回復できるという利点があるのです。
パナソニックHITは、かつては三洋電機が製造販売しておりました。
その頃、三洋電機ではアモルファスを使用した薄膜型シリコン太陽電池を開発しており、そのノウハウを生かして単結晶シリコンとアモルルファスシリコンのハイブリッド構造であるHIT太陽電池を開発したのです。
多くのお客様がパナソニックHITをご用命される最大の要因は、なんといっても変換効率の高さにあります。
一般的な多結晶型モジュールの場合、変換効率が高くても14%程度であるのに対し、HITシリーズは太陽電池モジュールの変換率が17%もあります。
変換率の違いの要因は、単結晶シリコンウエハにアモルファスシリコン層を接合しているHIT太陽電池の構造に由来しています。
一般的なシリコン太陽電池では、どうしても接合面の接合特性が低下してしまいます。一方、アモルファス層を追加するという手法により接合特性を上昇させ、セル表面での発電ロスが少なくなります。
太陽光パネルは、夏の炎天下では80℃近くにまで表面温度が上昇します。
一般的には、夏の炎天下の方がたくさん発電するように思われガチですが、高温になると結晶型シリコン太陽電池モジュールの変換効率は低下し、むしろ日照時間が長い夏の方が発電量が落ちることさえあります。
HIT太陽電池の場合は、結晶型シリコン太陽電池と薄膜型太陽電池の特性を兼ね揃えており、一般的なシリコン太陽電池と比較して高温時の発電量が10%程度高く発電するそうです。
高温時の10%の差は非常に大きいですので、温度特性を加味した長期的な発電シュミレーションを加味して導入メーカーを検討されてください。