SNSの書き込みを見ると、家庭用蓄電池は「つけてよかった」という肯定的意見と「後悔した」という否定的意見の両方があります。賛否両論がある中、家庭用蓄電をどのように考えたらいいのか悩むところです。
この記事では、蓄電池の基本知識から設置するメリット・デメリット、後悔しない選び方のポイントまで徹底解説します。蓄電池の導入を検討中の方が、安心して選べるよう参考になれば幸いです。
エコ発電本舗の「取扱商品」「補助金情報」
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家庭用蓄電池とは? 基本と普及した背景
家庭用蓄電池とはどのようなものか、まずは基本的な知識と現状について確認しておきましょう。
家庭用蓄電池とは
家庭用蓄電池は、家庭で電力を蓄え、必要なときに使用する装置です。例えば、電気料金が安い時間帯に電気を蓄電池に蓄えておき、電気料金が高い時間帯に使うと、コストを削減できます。また太陽光発電との組み合わせにより、日中に発電した電力を夜間に利用するなど、自家消費率を高められます。
エネルギーの効率的な利用によって省エネを実現できる家庭用蓄電池は、多くの注目を集めており、需要は年々高まっています。
家庭用蓄電池の需要が高まる背景
家庭用蓄電池の需要が高まる背景には、電気料金の上昇が関係しています。2021年頃からの天然ガス価格急騰やロシアのウクライナ侵攻などの影響で電気料金が上昇し、家計への負担が増加しました。家庭では節電や省エネが求められるようになり、電気料金を抑える手段として家庭用蓄電池が注目され始めたのです。
災害時の停電対策として役立つ点も評価されています。さらに、太陽光発電との組み合わせにより、二酸化炭素(CO2)の排出を抑えられる家庭用蓄電池は、環境への配慮やエネルギー自給率向上への意識が高まる社会的トレンドにもマッチしています。
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「蓄電池をつけてよかった」と言われる理由:メリット
家庭用蓄電池は、口コミやSNSなどで「つけてよかった」と評価する意見があります。その理由(蓄電池のメリット)を調べてみました。
電気料金の節約効果
家庭用蓄電池が支持される理由の一つに、電気料金の節約効果があります。蓄電池を導入すると、夜間の安価な電力を蓄え、日中に使用できるため、電気料金の削減が期待できるのです。
また、太陽光発電と併用すると、太陽光の余剰電力を売電するより自家消費として活用できるため、より効率的な節約が実現できるメリットもあります。固定価格買取制度(FIT制度)の買取価格が減少傾向にある現在では、売電収入への期待が薄れる一方、自家消費のメリットが増しています。自家消費を増やすと、電気代の負担を軽減できるため、蓄電池を「つけてよかった」と感じる方が増えているのです。
停電時のバックアップ電源としての役割
家庭用蓄電池は、電気代の節約だけでなく、災害対策としても高く評価されています。余剰電力を蓄えられるため、停電時のバックアップ電源として活用でき、停電が起きた場合でも必要な電力を確保できます。
特に医療機器が必要な家庭や在宅ワークを行う家庭では、停電リスクの軽減は大きなメリットとなります。日本は台風や地震など自然災害が頻発するため、蓄電池の導入は単なる利便性を超え、災害対策として欠かせない存在になりつつあります。災害時でも電力を確保できる強みから、蓄電池は今後ますます注目されるアイテムとなるでしょう。
環境に配慮したエコな選択
家庭用蓄電池は、環境に優しいエコな暮らしを実現するための選択肢としても評価が高まっています。蓄電池は太陽光発電との併用によって、発電にともなうCO2の排出を抑えられ、地球温暖化防止に貢献できるからです。CO2は温室効果ガスの一つで、地球温暖化の原因とされており、CO2の排出量の削減が気候変動対策や環境保護の重要な課題となっています。
クリーンな再生可能エネルギーを効率よく自家消費できる点は、家庭用蓄電池の大きなメリットです。少しでも環境負荷を軽減し、エコな暮らしを実現したい人にとって、蓄電池の導入は理想的な選択肢となるでしょう。
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「蓄電池をつけて後悔した」と言われる理由:デメリット
口コミやSNSでは、「家庭用蓄電池をつけて後悔した」というネガティブな意見もあります。蓄電池をつけて後悔した理由、蓄電池のデメリットについても解説します。
初期費用が高額で、結局お得にならなかった
家庭用蓄電池を導入する際、デメリットとして多く挙げられるのが高額な初期費用です。実際、家庭用蓄電池の導入には数十万から数百万円の初期費用がかかり、安価なものであっても相当な負担となります。
電気代の節約効果を期待して導入しても、十分に初期投資を回収できないケースも少なくありません。人によっては長期で運用しても、期待したほどお得にならなかったという口コミも見られます。
導入後に電気代の節約に努めても、初期費用をカバーしきれずに「結果的に元が取れなかった」と後悔する場合があるのです。このような費用面のリスクがあるのを理解するのは、蓄電池の導入で損をしないために重要といえます。
ランニングコストがかかった
家庭用蓄電池の導入後にメンテナンス費用がかかり、初期費用だけでなくランニングコストがかかる点も口コミで指摘されています。
蓄電池には保証期間が設定されており、保証期間内は無料で対応できますが、保証期間を過ぎると費用が発生します。定期メンテナンス費用の相場は数万円程度ですが、修理や部品の交換が生じると数十万円必要となるケースもあります。
保証期間後は「点検やメンテナンス代がかかりすぎる」といった口コミもあり、長期間使用するユーザーはランニングコストも念頭に置く必要があります。
設置スペースが必要で邪魔になった
家庭用蓄電池のデメリットとしては、設置スペースの確保が必要になる点も挙げられます。蓄電池は操作や点検のためのスペースが必要であり、適当な場所に置けばよいというわけではありません。
特に屋外設置の場合、直射日光や湿気など周囲の環境が性能や寿命に影響を及ぼすため、必要な条件を備えた場所を選ぶことが重要です。また、蓄電池は重量があるため、地盤が安定しており負荷に耐えられる場所でなければ、安全面にも影響が出ます。
設置場所の確保に関して、スペースを取られる点がデメリットと感じる人も少なくありません。設置後に「邪魔だ」と感じる可能性があるため、導入前に十分な検討が必要になります。
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後悔しない家庭用蓄電池の選び方のポイント
これまで紹介したメリット・デメリットをふまえ、「つけてよかった」と思える家庭用蓄電池の選び方のポイントを解説します。
用途に応じた容量を選定する
家庭用蓄電池を選ぶ際は、利用目的に応じた定格容量(kWh)の選定が重要です。蓄電池には、日常使いや非常時などの用途があり、それぞれ適した容量が異なります。日常使いであれば、5~7kWhの容量が一般的な家庭向けであり、日常の電力需要に対応できるサイズといえるでしょう。
実際に必要な容量は家庭ごとの電力消費量に左右され、特にエアコンや冷蔵庫のような消費電力の高い家電を頻繁に使用する家庭では、9~10kWhにまで上がります。電気代削減を最大限に目指すならば12~13kWhの大容量にするという選択肢もあります。
蓄電池容量は大きくなるほどコストも上がるため、各家庭の電力使用状況や予算を考慮して選ぶ必要があります。
太陽光発電と併用する
家庭用蓄電池の設置のポイントとして、太陽光発電との併用が推奨されます。太陽光発電と蓄電池を組み合わせれば、昼間に発電した電気を蓄電池に貯め、夜間や曇りの日にも電気を安定して使用できます。昼夜問わず電力が利用できる環境が整うため、効率的な電力利用が実現し、電気代の節約効果も大きくなります。
蓄電池単体での導入でも節約は可能ですが、太陽光発電システムを併用するとさらに大きな効果が期待できます。また、停電時や電力需要が高まる時間帯に備え、自家消費率の向上が可能です。
保証とサポート体制を確認する
家庭用蓄電池を比較する際は、本体性能や操作性に加え、故障や不具合が生じた場合の保証とサポート体制も重視する必要があります。メーカー保証の内容と期間を確認し、高額な投資に対する安心感を確保できます。購入後にトラブルが発生した場合、保証やサポートが不十分だと予期せぬ出費が発生する可能性があり、損失も大きくなりがちです。
メーカー保証は、主に機器保証と容量保証に分かれ、前者は蓄電池の故障や不具合に対応し、後者は一定期間にわたり容量の維持を保証します。保証内容や期間はメーカーごとに異なるため、信頼性の高いメーカーや長期保証がある製品の選定が推奨されます。特に長期の保証がある製品は耐久性が期待でき、信頼性も高いと言えます。
補助金・助成金を最大限利用する
家庭用蓄電池の導入で経済性を高めるためには、導入コストの削減が重要です。国や自治体が提供する補助金制度を活用すると、導入コストを削減できます。いくつかの自治体では、家庭用蓄電池の普及を促進するための補助金や税制優遇を提供しており、さらに国から提供されている「ZEH補助金」や「DER補助金」なども利用可能です。補助金制度を利用すると、導入コストを削減でき、高額な蓄電池を購入しやすくなります。
まずは自身の居住地域で利用できる補助金がないかを確認し、申請期限や交付額の上限に注意しながら早めの申請を心掛けましょう。申請手続きが難しい場合は、蓄電池の販売店や施工店に相談し、申請を代行してもらう方法も有効です。
設置スペースと環境を確認する
家庭用蓄電池は、適切な条件を備えた場所に設置することが大切です。直射日光が当たらず、高温多湿を避けられる場所が適しています。また、耐荷重が70〜120kg程度ある場所で、メンテナンスが容易に行えるスペースも必要です。十分なスペースと環境を事前に確認し、適切な場所に設置すれば、長期間にわたる安定した運用が期待できます。
蓄電池は屋内設置型と屋外設置型があり、屋内型は外部からの影響が少ない反面、スペースが限られます。屋外型はスペースの問題が解消される一方、悪天候や外的要因に配慮しなければなりません。太陽光発電システムと併用する場合は、両方の設置スペースを計画的に確保する必要があります。
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「蓄電池をつけてよかった」と思えるように
家庭用蓄電池にはメリットだけでなくデメリットや注意点も存在するため、「つけてよかった」という満足の声が多い一方で、「つけて後悔した」という意見も見られます。導入にあたってはリスクを理解し、重要な選び方のポイントを押さえ、自身のニーズに合った機種を選ぶ必要があります。エコ発電本舗では、無料の見積り・相談を受け付けていますので、家庭用蓄電池の導入を検討する際はぜひ活用してみてください。