「太陽光発電のモジュールとは何か?」と思う人もいるかもしれません。ソーラーパネルとはどう違うのでしょうか。どちらも太陽光パネルをあらわす言葉ですが、厳密にはモジュールはパネルの単位を、ソーラーパネルはパネルそのものを指しています。
この記事では、モジュールの言葉の意味や太陽電池の単位・種類ついて解説します。モジュールとソーラーパネルの違いや太陽電池の単位や種類について知りたい人は、ぜひ読んでください。
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太陽光パネルとは?
太陽光発電のモジュールとは?
太陽光発電のモジュールとソーラーパネルは同じものを指しています。どちらも太陽光を受けて電気エネルギーを生み出す装置の名称です。太陽光電池パネル、太陽光パネルとも呼ばれます。ただ厳密に言うと、モジュールとソーラーパネルはそれぞれニュアンスが異なっています。
ソーラーパネルは文字通りパネルそのものをあらわしますが、モジュールはやや専門的な呼称です。本来は単位を示す言葉であり、太陽光発電ではパネル1枚の単位(標準的なパネル1枚のサイズ)をモジュールと言います。
太陽光パネルは複数の単位が組み合わさって成り立っていますが、モジュールは後述の「セル」という太陽光パネルの最小単位を必要枚数集めて1枚にしたパネルの単位です。ただ、モジュールの大きさや形は各メーカーによって規格がバラバラとなっています。
太陽光パネルとは?
太陽光発電は、さまざまな機器を組み合わせ、太陽の光を電気へと変える方法です。その機器の一つが太陽光パネルであり、これには、太陽電池版や太陽電池モジュール、ソーラーパネルなど、いくつかの名称があります。名称により発電方法や発電量などが異なることは基本的にありません。太陽光パネルは、1枚約10cm四方のセルと呼ばれるパーツが複数組み合わされて構成されています。このセルを複数枚並べ、パネル状に作り上げたものがモジュールです。そのモジュールをさらに複数枚並べたものはアレイと呼ばれます。一般住宅の屋根に設置されている太陽光パネル全体をアレイと呼ぶと認識しておくとよいでしょう。
太陽光パネルはセルやモジュールを組み合わせることで大きさの調整が可能です。そのため、業務用の大型のものや家庭用の小型のものなど、用途や必要容量ごとにサイズが異なります。一般に普及している基本的な太陽光パネルは、屋外での使用に耐えられるよう、樹脂や強化ガラスで表面が保護されているものが大半です。
太陽光パネルが発電する仕組み
太陽光パネルには、太陽電池が入っています。この太陽電池は、太陽から降り注ぐ光を電力へと変換する発電機の役割を担っていると理解しておきましょう。太陽電池は半導体からできており、半導体に当たった太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換し、電力を作り出します。
さらに詳細な発電の仕組みをみてみましょう。太陽電池は、2種類の半導体が貼り合わされて作られています。n型半導体とp型半導体と呼ばれるものです。太陽光が当たった太陽電池では、n型半導体にマイナスの電気を帯びた電子が集まり、p型半導体にプラスの電気を帯びた正孔が集まります。2つの半導体は導線でつながっており、太陽光が当たると電子が正孔の側へ流れ電気が発生します。これが太陽光パネルによって発電する仕組みです。
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太陽電池を構成する単位
モジュールは太陽電池を構成する単位の一つです。太陽電池を構成する単位はモジュールの他にもセル、ストリング、アレイがあります。それぞれの概要を紹介します。
太陽光発電 セル
セルは、太陽電池のサイズをあらわす最小単位です。太陽光パネルはこのセルを出発点に、モジュール、ストリング、アレイと単位がどんどん大きくなっていきます。その最も小さな単位がセルです。
セルは約10㎝四方のシリコンの薄い板ですが、単にサイズの一つというだけでなく、太陽光パネルの性能を考える際に重要な概念となっています。セルは太陽光発電の変換効率を表すときにも使用されているからです。
変換効率とは、太陽光エネルギーをどれだけ電気エネルギーに変換できたかを示す数値です。その指標はセル1平方センチメートルあたりの変換効率で計算します。セル変換効率が15%なら、セルに照射された太陽光エネルギーの15%が電気エネルギーに変換されたことを意味しています。
発電効率が高いほど効率的な発電が出来ることを示しているため、単位としてのセルの概念はとても重要です。
太陽光発電 モジュール
モジュールは、セルを必要枚数集めて1枚のパネルにした単位です。複数のセルを組み立てて(繋いで)一つのパネルを完成させています。モジュールは標準的な太陽光パネル1枚の単位であり、流通の基本単位でもあります。メーカーのカタログなどで目にする機会が多いのはこのためです。
特徴的なのは、メーカーによってモジュールのサイズが異なることです。S社では1,265×1,055×46(mm)、P社では1,765×1,048×35(mm)、T社では1,559×1046×46(mm)といった具合に、メーカーによってバラバラです。
各メーカーがサイズを自由に選べるのは、定まった規格がないからです。ユーザー自身で設置環境やニーズに合わせて適切なモジュールを選ぶ必要があります。
太陽光発電 ストリング
ストリングは、各モジュールを直列でつなぎ合わせたものです。文字通り複数のモジュールを縦に(直列)に接続して糸のような一本道を形成します。一般的には数十枚のモジュールを組み合わせて一つのストリングを構成します。長距離伝送や発電量を多くするための電圧増強に効果的です。
ストリングを構成することで、システムの電圧が高まり発電量を増やすことが可能です。また複数のストリングを構成することで、発電の規模や出力を調整できます。ニーズに応じた設置環境を構築できるのも利点です。
一方でストリング内の一か所で発電効率の低下が生じた場合、その影響がストリング全体に及ぶ可能性があります。そのため常にストリング全体の管理やメンテナンスが必要となります。設計に工夫を要する単位といえるでしょう。
太陽光発電 アレイ
アレイは、ストリングを並列で複数列配線して設置した状態です。太陽光発電システムの中では最大の単位となります。アレイの容量(kW)が大きくなればなるほどシステム全体の発電力も高まっていく仕組みです。太陽光パネルは販売時にはモジュールで検討しますが、屋根に設置した後はアレイとして完成します。
アレイの発電力は、使用するモジュールの枚数で決まります。例えば1枚200Wの出力があるモジュールを20枚設置すると、200W×20枚=4000W(4kW)です。利用シーンは住宅用だけでなく、大規模な面積を活用して工場やオフィスなど産業用も可能です。
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太陽光電池モジュールの種類
多結晶シリコン
多結晶シリコンは、現在の太陽電池の主流です。多くの結晶でできたシリコン基盤を使用しています。端材を用いるため単結晶と比べて製造コストが低く、かつ一定の発電効率を発揮するためコストパフォーマンスが良好です。
一方、多結晶シリコンは単結晶と比べてシリコンの結晶が不規則に並んでいます。そのため単結晶と比較すると発電効率が低い(15〜17%程度)ことがデメリットです。コストが抑えられ、コストパフォーマンスの良い多結晶シリコンは住宅用よりも大規模な産業用太陽光発電システムの利用に適しています。
ただ状況と予算によっては、住宅用としても利用可能です。広い土地や屋根面積を持つ住宅での導入に多結晶シリコンは向いています。コストパフォーマンス重視の人は、多結晶シリコンが選択肢の一つになるでしょう。
単結晶シリコン
単結晶シリコンは、太陽光パネルの中で最初に開発されたシリコン基盤です。信頼性と実績が豊富にあり、太陽電池だけでなく半導体デバイスにも使用されています。単結晶シリコンの特徴の一つは外観の美しさです。高い純度のシリコンを使用し、かつ結晶が規則正しく並んでいるため、均一な美しさを見せています。
また結晶構造が均一で発電ロスが少ないため、多結晶シリコンと比べて高い発電効率を(20%程度)発揮します。同時に高い耐久性を持っており、長期にわたって安定した性能を発揮できるのもメリットです。
単結晶シリコンのデメリットはコストです。材料費が高く製造工程も複雑なため、製造コストだけでなく価格も高めとなります。さらに、高温に強くないため、気温の高い日は本来の発電力を発揮できない可能性があります。
単結晶シリコンは、性能重視の人、スペースに制約のある人、長期的な運用における高効率な発電を求める人などに適した太陽光発電モジュールです。
薄膜系シリコン
薄膜系シリコンは、アモルファス(非晶質)と呼ばれる非常に薄いシリコン膜を使用した太陽電池です。薄さとランダムな結晶構造を特徴とし、太陽電池以外に電卓などの電源にも利用されています。
薄膜系シリコンのメリットの一つは、加工性の高さです。厚さ1μm以下の薄膜状であるため、シリコン層の厚みを薄く加工できるほか、さまざまな応用性を発揮できます。製造工程もシンプルでコストダウンがしやすく、大量生産も比較的容易です。
デメリットは、変換効率にあります。薄膜系シリコンの変換効率は結晶系シリコンと比べて7%〜10%程度低いと言われ、発電力を重視する場合には第一候補とはなり得ません。熱や水分にも弱く、耐久性の高さにも不安があります。
そのため薄膜系シリコンは、コストを抑えたい、対応力を重視したい、特殊な環境下で使用したい場合などにおすすめの太陽電池です。
CIGS系
CIGS系は、銅(Cu)、インジウム(In)、ガリウム(Ga)、セレン(Se)の4つの元素の化合物による半導体です。軽量性と柔軟性に富み、薄膜構造ながら光吸収係数が高く、効率良く太陽光エネルギーを吸収できます。加工性が良く扱いやすいのもメリットです。
またCIGS系は薄膜のため使用する原料を少なく抑えることができ、シリコン系の太陽電池と比べて生産コストを低減できます。さらに、CIGS系は高温時でも出力を維持することができ、温度条件の変化に関係なく常に安定した出力を維持できます。
一方、CIGS系はシリコン系と比べて変換効率が劣ります。シリコン系は20%前後を発揮しますが、CIGS系は20%以下です。人体に有害と言われるカドミウムも含まれており、健康や環境への影響も不安視されています。
CIGSは万能な太陽電池ではありません。柔軟性が求められる場面や高温環境下での発電に適した太陽光パネルです。
ペロブスカイト
ペロブスカイトは、フッ化物や酸化物などペロブスカイト化合物と同じ結晶構造を持つ化合物を利用した太陽電池です。次世代太陽光パネルとして期待されています。
ペロブスカイトの強みは、軽量性と加工性の良さです。軽くて曲げ加工がしやすく、ゆがみにも強いため、シリコン系では設置しにくい場所にも設置ができます。変換効率は現時点ではシリコン系に劣りますが、成長性が高く、20%に迫る変換効率を実現した実例もあります。
逆にペロブスカイトは大面積での運用には適していません。広大な面積に対して均一に伸ばすのが困難で、無理に大面積に適用すると変換効率が低下してしまいます。また耐久性の低さも課題です。ペロブスカイトは劣化が早く、太陽電池としての寿命は5~10年程度といわれています。
ペロブスカイトは、シリコン系にとって代わる未来の太陽光発電として、開発が期待されている太陽電池です。
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太陽光パネルの設置費用はどのくらいかかる?
一般住宅に設置する太陽光パネルの容量は、住宅の大きさや必要な電力量によって異なります。そのため、太陽光パネルの設置費用を考える際には、電力の単位であるkWごとに算出するのが一般的です。住宅用太陽光パネルの設置費用は、1kWあたり25〜30万円前後が相場でしょう。実際の費用は、製品や施工方法などによって変わります。前述のように、太陽光パネルは素材ごとにコストに差があり、メーカーや施工業者によっても価格に違いがあります。屋根の形状ごとに選択できる施工方法が異なり、それがトータルの費用に影響を与える点も押さえておかなければいけません。
ただ、太陽光パネルの設置費用は、年々安くなっています。もっとも大きな影響を与えているのは、太陽光パネルそのものの価格の低下です。技術開発や量産化により太陽光パネルのコストが下がり、1kWあたりの設置費用は毎年1万円前後ずつ低下しています。発電効率もよくなっているので、導入のタイミングとしてはとてもよい状況といえるでしょう。
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太陽光パネルの発電量の指標とは?
太陽光発電の情報を集める際には、さまざまな指標を目にすることになるでしょう。そのなかでも重要なのが、太陽光パネルの発電量にかかわる指標です。ここでは、変換効率と発電量を表す単位について解説します。
変換効率について
太陽光パネルは、太陽光エネルギーを電気エネルギーへと変換することで、生活に必要な電力をまかなう役割を担っています。太陽光エネルギーを電気エネルギーへと変える効率性を表したものが変換効率です。同じ量の太陽光が降り注いでも、変換効率の高いものは低いものと比べて、より多くの電気エネルギーに変換できることになります。つまり、変換効率が高いほど、性能がよい太陽光パネルといえるでしょう。
変換効率には、「モジュール変換効率」と「セル変換効率」があります。モジュールとセルは太陽光パネルの構成単位であり、最小単位がセルで、そのセルを配列しパネル状にしたものがモジュールです。一般的に太陽光パネルの性能を表す場合には、モジュール変換効率が用いられます。1平方メートルあたりの変換効率が算出されるため、素材やメーカーを選ぶ際には参考にしてみましょう。セル変換効率は、セル1枚あたりの変換効率を表す指標です。セル変換効率はモジュール変換効率よりも、数値が高くなる傾向がある点には注意しなければいけません。比較の際にはセルとモジュールの、どちらの変換効率なのかを整理する必要があります。
発電量を表す単位
発電量の単位は「kW」と「kWh」の2つが主に用いられます。よく似ているため、混同している人も多いでしょう。2つとも発電する電力にかかわる単位ではありますが、時間的要素の有無に大きな違いがあります。「kW」は、太陽光パネルが瞬間的に出力する発電能力(電力)を表す単位です。一方の「kWh」は、太陽光パネルが1時間あたりに発電する量(電力量)を示す単位です。「h」は1時間(1hour)を示しています。計算式は「kW×時間」です。例えば、4kWの発電を5時間継続した場合の電力量は、20kWhとなります。
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太陽光パネルを自宅に導入するメリット
太陽光発電の設備を取り入れる住宅は数多くあります。今後も増えていくでしょう。そこには、確かなメリットがあるためです。ここでは、太陽光パネルを自宅に導入するメリットを紹介します。
毎月の電気料金を削減できる
自然のエネルギーを活用し、自宅で電気を作り上げるのが太陽光発電です。太陽光パネルの設置により、自宅で消費するエネルギーの多くを、あるいはすべてを自給できます。エネルギーの自給ができれば、電力会社から電力を買う必要がありません。電力会社への依存度が低減するため、電気料金が安くなります。もし、太陽光発電によって作り出した電気が自宅での消費量を上回れば、余った電気を電力会社に売ることも可能です。電気料金を安くするだけではなく、収入を得られるメリットも期待できます。
コロナ禍以降、世界情勢や円安などの影響によりエネルギー価格が高騰しています。それに伴い電気料金も上昇し、いつ落ち着くかは不透明なままです。高止まりしたままで一向に下がらない状況や、このまま上昇し続ける事態も懸念されます。そんななかでの電気料金の削減効果は、多くの家庭にとって非常に大きなメリットとなるでしょう。
クリーンなエネルギーを利用できる
日本は電気を作る際に、火力発電にその多くを頼っている状態です。火力発電は二酸化炭素(CO2)を排出するため、地球環境にはあまりよいとはいえないでしょう。それに対して、太陽光エネルギーによる発電は、二酸化炭素を排出しません。太陽光で発電できるため、家庭用として取り入れるのであれば、地面を掘ったり森林を伐採したりする行為も不要です。持続可能な無炭素エネルギーの利用により、地球環境にやさしい暮らしが実現できます。
日本でも、多くの人が夏の暑さなど気候変動を肌で感じてきているでしょう。これらも二酸化炭素の排出が原因の一つといわれており、このまま続くと、さらに異常気象などが増えるのではないかと懸念されています。こうした世界規模の環境問題解決に向けて、家庭単位で貢献できる点も、太陽光発電を取り入れるメリットです。家庭でクリーンなエネルギーの利用を積極的に進めれば、節電意識だけではなく環境問題への意識も高められます。地球環境によい素材や商品を日常生活でも使うようになるなど、意識改革に大きく寄与するでしょう。
蓄電池を組み合わせれば災害時にも電気を使える
一般の住宅では、停電が起きると大半の家電は使えなくなります。昼間であれば明かりの確保はあまり必要ないものの、エアコンやストーブ、空気清浄機、電子レンジなども一切使えなくなるでしょう。しかし、太陽光発電が可能な住宅であれば、太陽光で電気を作れるため、停電などがあっても電気の使用が可能です。特に、災害時には重要な役割を担ってくれます。
また、住宅用蓄電池の導入も重要です。太陽光発電で作った電気は貯めておけません。しかし、住宅用蓄電池があれば、そこに電気を貯められ、必要なときに消費できます。災害などで停電が起こっても、蓄電池により一定時間電気を使い続けられるので安心です。昼間に発電した電気を貯めておけば、停電が長期化しても、すぐに電気に困ることはないでしょう。ガスの使用をゼロにしている、あるいは極力減らした住宅に住んでいる人にとっては、より太陽光発電と蓄電池の重要性が増します。
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太陽光パネルを設置するデメリットは?
太陽光発電の導入には、数々のメリットがあります。一方で、デメリットも把握しておかなければいけません。ここでは、太陽光パネルの導入・設置によるデメリットを解説します。
初期費用が高くつく
太陽光パネルを設置する際に、多くの人の頭を悩ませるのが初期費用でしょう。パネル本体だけではなく、設置費用などもかかります。太陽光発電の導入にかかる費用は、一般的な住宅で100万円前後です。もちろん、容量や施工方法、メーカーなどにより、費用は上下します。太陽光発電により電気代は下がり、場合によっては売電も可能なため、長い目でみれば元を取ることは難しくありません。しかし、ある程度まとまった費用を最初に用意する必要があるので、導入に二の足を踏む人もいるでしょう。
地域によっては、地方自治体からの補助金の活用も可能です。補助金の金額は自治体ごとに異なり、また、予算全体の額も異なります。年度ごとに予算が決められているケースが多いため、予算額を使い切る前に手続きしなければならない点には要注意です。翌年度以降も太陽光発電関連の補助金のために予算が設けられる保証はありません。早めに決断できれば、初期費用が高くつくというデメリットを最小限に抑えられるでしょう。
メンテナンス費用がかかる
初期費用だけではなく、ランニングコストがかかる点も押さえておきましょう。特に必要になるのが、メンテナンス費用です。太陽光パネルは基本的に屋根に設置するため、常に雨風にさらされてしまいます。台風などがあれば、物が落下しパネルを破損させる可能性もあるでしょう。鳥のフンなどが落ち、汚れてしまうケースもあります。特に、近くに木々が生えている場合には、定期的な確認が欠かせません。必要に応じて、修理や掃除などのメンテナンスが必要です。
太陽光発電に必要な設備には、他にもパワーコンディショナなどがあります。これら電気機器が使用中に故障する可能性もあり、その場合には修理や交換などの対応が必要になります。年々劣化し寿命もあるため、効率よく発電し続けるには、定期的な交換も不可欠です。それ以前に、定期点検も行った方がよいでしょう。故障の際の修理や交換であれば、そのための費用をメーカー保証でカバー可能です。また、損害保険でカバーできるケースもあります。メーカーごとに保証の内容や期間が異なるので、事前に確認しておきましょう。
施工不良によるトラブルが起きるリスクがある
太陽光パネルは、台風などによる強風や大雨のなかでも、屋根から落ちないように設置しなければいけません。頑丈に固定する必要があり、そのために架台を取り付ける工法が一般的です。その際に、屋根の防水シートに穴を開けるケースがあります。穴の位置やその箇所の処理などが適切でなければ、雨漏りの原因となってしまうでしょう。また、電気系統のトラブルが生じるリスクもあります。これらの施工不良によるトラブルは太陽光パネルの設置そのものではなく、施工業者に問題があるケースが大半です。
太陽光パネルのメーカー選びも重要ですが、施工業者も慎重に選択しなければいけません。実績があり、丁寧な作業を行う業者を選べば、雨漏りや電気系統系のトラブルが生じるリスクは抑えられるでしょう。また、万が一のときに備え、アフターサポートの内容確認も求められます。粗雑な施工によって太陽光パネルが傷ついたり故障したりした場合には、メーカーの保証対象外となってしまいかねません。導入費用のほとんどが無駄になってしまう可能性があるので、施工業者の保証内容にも注目して選択・依頼しましょう。
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太陽光パネルの寿命はどのくらい?
太陽光パネルの法定耐用年数は17年と定められています。しかし、これはあくまでも減価償却費を求めるために定められた年数であり、実際に太陽光パネルの寿命を想定したものではありません。実際の太陽光パネルの寿命は30年程度とされていますが、30年以上と表現されるケースもあります。太陽光パネルももちろん年々劣化はしていくものの、その程度は緩やかです。物が落下して壊れたり屋根から外れて飛んでいってしまったりなど、特に甚大な被害がなければ、30年は使い続けられるとみてよいでしょう。常に雨風にさらされているにもかかわらず、一般的な電化製品と比べると、非常に寿命が長いといえます。
太陽光パネルには、最低10年以上のメーカー保証が付いていますが、メーカーによって20年の保証期間を設けているなど、一様ではありません。また、有償で保証期間が延長できるメーカーもあります。保証内容もあわせて、比較することが大切です。特に大きな災害やトラブルがなければ30年以上もつとされていますが、定期的な保守点検や修理により、さらに長持ちさせられます。価格や設置費用は決して安くはないため、導入後も丁寧にメンテナンスをし、長期間にわたる稼働を目指しましょう。
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太陽光パネルを設置するのに適した条件とは
日本列島は縦に長く、横も幅があるため、地域により気候条件が異なります。日本国内でも、エリアごとに太陽光発電に適しているか否かには差があるといえるでしょう。ここでは、太陽光パネルの設置に適した条件について解説します。
エリア・場所
太陽光発電による発電効率を高めるには、1日の日射量の多い場所に太陽光パネルを設置する必要があります。周囲が囲まれていない限り、日本でまったく陽の当たらないエリアというのはないでしょう。しかし、1日の日射量には地域差があるため、事前に自宅のある場所や住宅を購入する予定のエリアの日射量チェックが必要です。
また、自然災害の影響を受けづらいエリアが、太陽光パネルの設置には適しています。地盤の弱い土地に設置してしまうと地震や台風、大雨による地盤沈下や土砂崩れなどの影響を受け、太陽光発電の設備や住宅そのものが崩壊してしまいかねません。海に近い場所では、塩害リスクもあります。風向きなどにもよりますが、そのような被害も想定しつつ、設置場所や導入の検討が必要です。
太陽光パネルの設置には、傾斜のない平らな場所が適しています。傾斜があると、基礎を安定した状態で設置するのが難しいためです。ただ、多くの家庭では住宅の屋根に設置するため、家が建てられている地盤がしっかりとしていれば問題ないでしょう。
屋根
南向きの住宅は日当たりがよく、多くの日本人に好まれます。同様に、太陽光発電も屋根の傾斜が南を向いている家の方が、より向いているでしょう。日光のあたる時間を長く確保でき、その分、多くの電気を作れるためです。屋根の角度は、30度程度がよいとされています。ただ、太陽の昇る位置や角度には地域差があるため、最適な屋根の角度も地域によって変わる点は押さえておきましょう。
一般的に、北日本は最適な屋根の角度が上がり、南日本は下がります。実際には、太陽光パネルの設置時の調整により、ベストな角度での設置が可能です。ただ、屋根の角度によってはベストな角度に太陽光パネルが設置できません。あらかじめ確認が必要であり、特に、新築住宅に設置の際には、そのあたりも考慮した設計が求められます。
屋根の面積が広いほど、多くの太陽光パネルの設置が可能です。これも住宅のデザインにより異なりますが、新築の際には設置場所を可能な限り広く確保しておきましょう。既存の住宅の場合には、必要な容量が設置可能か、慎重なチェックが欠かせません。
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太陽光パネルを選ぶときのポイント!
太陽光パネルは、まず、コストの比較が重要です。可能な限り安く導入したいのであれば、多結晶シリコン素材を選びましょう。ただし、コストだけに注目すると、想定よりも発電がはかどらず、さほど恩恵を受けられない可能性も出てきます。コストと変換効率とのバランスを比較したうえでの選択がポイントです。また、メーカー選びも慎重に行う必要があります。多くの人にとって高い買い物となるため、信頼できるメーカーを選ばなければいけません。保証の期間や内容、販売実績、メーカーの規模など、さまざまな点を比較し、安心して任せられるメーカーを選びましょう。
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太陽光パネルを導入するならエコ発電本舗!
太陽光発電の導入時に利用可能なメーカーや施工業者は多々ありますが、メーカーなどを選ぶ際に多くの人に利用されているのが「エコ発電本舗」です。インターネット販売に特化し、企業努力により業界最安水準での販売を実現させています。評判のよい工事店のみと提携しているのもポイントです。施工技術をはじめとした工事品質が高いので、安心して任せられるでしょう。サポート体制も充実しています。工事保証は、業界最長の15年間です。SNSやメルマガなどを通じて、補助金情報や新商品の情報なども発信しています。太陽光パネルに関する有益な最新情報を把握しておきたい人は、随時チェックしておきましょう。
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太陽光パネルの設置を検討しよう!
太陽光発電の導入により電気料金の削減ができ、また、災害時や停電時に電気が使えるなどのメリットも得られます。一方で、導入の際に相応のコストがかかることは避けられません。太陽光パネルは、素材やメーカーにより設置コストが変わります。太陽光パネル設置を検討する際には、メリットやデメリット、価格などを理解したうえでのメーカーの選択が重要です。以下の記事も参考にしながら、太陽光発電への理解を深めましょう。
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まとめ 太陽光発電の仕組みを理解して最適な製品を選ぼう
太陽電池の単位にはセル・モジュール・ストリング・アレイ、太陽光パネルには多結晶シリコン、単結晶シリコン、薄膜系シリコン、CIGS系、ペロブスカイトなどの種類があります。自宅に太陽光発電設備を導入する際にはこうした基礎知識を理解した上で、設置場所に合う最適な製品を選ぶことが大切です。
設置業者を選ぶ際は、価格が安いだけでなく、その人に合った太陽光モジュールを提案してくれる会社に相談することをおすすめします。