日産リーフ 口コミ 性能 メリット・デメリット

日産リーフは2010年に発売されて以降、長期にわたって高い人気を保持している国産EVの代表格です。バッテリー搭載量や性能への定評があり、乗り心地や快適性でもポジティブなレビューや口コミが多くあります。「EVを買うなら日産リーフがいい」と考えている方もいるかもしれません。
この記事では、日産リーフの特徴についてリサーチしました。口コミや性能に関するチェックポイント、メリット・デメリットなど幅広く紹介しています。日産リーフをよりよく理解したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
▶ V2Hの商品比較・メリットデメリット

日産リーフとは？モデル概要

日産リーフには、40kWhモデルと60kWhモデルがあり、それぞれにグレードの異なる車が10種類以上ラインナップされています。モデル別のスペック表は以下のとおりです。

40kWhモデル

60kWhモデル

日産リーフの現行モデルはバッテリー容量ごとに40kwhと60kwhに分類されます。さらに各モデルに、X、X Vセレクション、G、AUTECH、e+ X、e+ Gなどラインナップが豊富で、ニーズに合わせて最適なグレードを選べるのがメリットです。

日産リーフの総合評価

ユーザーレビューや口コミ評価に見る日産リーフの総合評価は非常に高いです。価格やデザインなど特定の要素だけでなく、全体的に評価されています。例えばリーフの加速性能に関しては、「レスポンスが俊敏」とするレビューがあり、加速時の応答性の良さが評価されています。
また、リーフの静粛性も好評です。「エンジン音がない！」「静かで快適」「振動が少なく疲れない」といったユーザーレビューが多数あり、リーフの“静かさ”への評価が集まっています。
さらに、走行安定性への口コミ評価も抜群です。「リーフは2WDだが、走行安定性が良い」「走りが実に滑らか」「コーナリングも快調」といったコメントが見られ、雪道でも安定感を発揮する日産リーフの走行安定性に対するユーザーの満足度の高さがうかがえます。
経済性への評価も良好です。「ガソリン車より燃費がいい」「お得な定額プランで充電代も安い」といったユーザーレビューが散見され、EVとしての経済性と、日産リーフ独自のお得なサービス(定額プラン)がそれぞれ評価を受けています。
その他、V2Hと連携して非常用電源としても利用可能な点に関して、日産リーフの利便性の高さも多くのユーザーから好感されています。

日産リーフのデザインとスタイリング

日産リーフの「ルックス」に関して、外観デザイン・ボディカラー・スタイリングの3つの視点から紹介します。

日産リーフの外観デザイン

日産リーフの外観は、「日本の美」をエッセンスに取り込んでいます。安定感と節度ある洗練されたデザインを備え、ムダのないシャープなフェイス、流れるようなボディライン、スポーティな低重心プロポーションなど、見れば見るほど上品な奥ゆかしさが伝わってくるような外観デザインです。かっこよくスタイリッシュなアルミホイールも快いアクセントになっています。

日産リーフのボディカラー

外観を彩る日産リーフのボディカラーは、2トーン9種類・モノトーン6色と全15種類の豊かなカラーバリエーションを提供しています。ミッドナイトブラック（P）/ダークメタルグレー（M） 2トーン、ピュアホワイトパール（3P）/スーパーブラック 2トーン、バーガンディー（PM）/スーパーブラック 2トーン、ガーネットレッド（CP）/スーパーブラック 2トーンなど…より取り見取りです。好みに合わせて「色」で外観デザインが選べます。

日産リーフのスタイリング

上記のとおり、日産リーフはラインナップが豊富でボディカラーの選択肢も多いため、スタイリングも自由自在です。好みや用途に合わせて、自分に適したスタイリングが実現できます。オールノーマルを貫くのも良いですが、豊富なオプションもあるため、それらを上手く活用することでよりニーズに合ったスタイリングが可能となるでしょう。

日産リーフの運転感想

日産リーフの運転感想については、快適性や乗り心地、走行性、運転支援機能に関する高評価レビューが散見されます。

日産リーフは快適な走行と乗り心地が良好

日産リーフの運転感想として多いのは、快適な乗り心地です。「走りが滑らか」「高級車に近い…」といった口コミもあるほどで、長距離でも不足がなさそうなリーフの快適性と乗り心地の良さが伝わってきます。こうしたレビューは単なるフィーリングに留まるものではありません。
例えば、リーフは低重心を取っているため、余分な動きが少なく、直線はもちろんカーブに際しても走りが滑らかです。また、リーフには振動制御技術も備えています。地面から伝わるさまざまな衝撃や揺れを抑えることができるため、長距離走行でも快適な乗り心地を提供することが可能です。

日産リーフは運転が苦手でも安心

日産リーフは、加速時のアクセルの応答性の良さや、インテリジェントトレースコントロール(セーフティアシスト)といった、充実した運転支援機能も魅力です。そのため、「運転がうまくなった気がする」「運転が苦手な方にリーフをおすすめしたい」「女性にもおすすめ」といった口コミ評価が散見されます。
アクセルの応答性の良さは、運転操作と車の動きにズレが少なく、人馬一体(人車一体)であることを物語っています。直線、カーブ、加速、減速、徐行など、あらゆる状況においてスムーズな走行が可能です。
また、インテリジェントトレースコントロールは、コーナリング安定性向上システムとも呼ばれ、文字通りコーナリングを安定させるためのサポート機能です。四輪の各ブレーキを巧みに制御することで、安定したコーナリングを実現します。

日産リーフの電池寿命と充電性能

EVの核となる電池の寿命と充電性能。日産リーフにおけるスペックをそれぞれリサーチしました。

日産リーフの電池寿命は「8年160,000km」

日産リーフの電池寿命は、公称スペックとして「8年160,000km」の耐用年数が保証されています。8年または16万kmまでの耐用年数を持つという意味ですが、実際はどちらか早い方が適用されることになります。
また、電池寿命(耐用年数)は交換時期の目安です。8年または16万kmに到達したらすぐ使用不能になるわけではなく、この辺りから徐々に性能が低下しはじめる時期と捉えることができます。そのため、耐用年数の保証期間が過ぎたらバッテリーの交換を検討することが大切です。基本的に保証期間内での故障なら無料で交換してもらえます。

日産サクラの充電性能はモデルによって異なる

日産リーフの充電性能は、モデル(バッテリー容量)によって異なっています。40kWhモデルと60kWhモデルの2種類がある中、40kWhの充電能力は「普通充電能力/最大3kW　急速充電能力/50kW」、60kWhは「普通充電能力/最大6kW　急速充電能力/100kW」です。
充電時間は、40kWhで8〜16時間/普通充電、約40分/急速充電、60kWhで約12〜24時間/普通充電、約60分/急速充電となっています。フル充電からの航続距離は、40kWhモデルで、一充電走行距離・WLTCモードで322km、JC08モードで400km、60kWhモデルで、一充電走行距離・WLTCモードで450km、JC08モードで550kmです。

日産リーフの安全機能に対するレビュー

レビュー好評な日産リーフの安全性能

日産リーフの安全機能に関しては、全体に好評レビューが目立ちます。「リーフは快適さと安全性を兼ね備えている」「プロパイロットやプロパイロットパーキングなど質の高い安全機能を標準搭載している」「リーフの安全機能の充実ぶりに感心している」「安全装備が充実したスマートな車！」といったポジティブな口コミを散見できます。2010年初代発売開始以来の日産リーフの堅調な人気を支えている要因の一つとして、安全機能の充実があると言えそうです。

日産リーフの安全運転支援とは？

日産リーフは多様な安全運転支援機能を装備しており、この事が安全性能面での好評レビューにつながっています。例えば、車のライトです。日産リーフはLEDヘッドランプやハロゲンフォグランプ、高輝度LEDリヤコンビネーションランプを備え、夜間走行時の視認性を飛躍的に向上しています。
また、『ハイビームアシスト』では対向車のヘッドランプの明るさに応じて自動的にハイビーム/ロービームの変更を行い、夜間の安全運転をサポートするとともに、交通事故や運転負荷を軽減することが可能です。他にライト関連では、『再度ターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー(ドアロック連動格納機能付)』も必見です。前方と側方を走行中の車からの視認性を高めるLEDサイドターンランプが採用されています。
加えて、進入禁止路への進入を防止する『標識検知機能』や、車両の接近を歩行者に知らせるための『車両接近通報装置』など、走行中の危険から車両を保護するための『回避操作支援』など、日産リーフの安全機能は枚挙にいとまがありません。

日産リーフの価格評価

日産リーフの価格に関しては、以下のような口コミがあります。
　●「リーフは高燃費低価格」
　●「性能が良いため中古車でも価格が高い」
　●「価格は多少高くても、快適に運転できるため選んで損はない」
　●「同クラスでは価格はやや高い」
　●「本体価格はかなり高い」
　●「もう少し安くならないものか」
口コミの半分を占めるとおり、日産リーフの車体価格の高さはデメリットの一つです。新車の販売価格は、40kWhモデルで4,081,000円(税込)～、60kWhモデルは5,253,600円(税込)〜となっています。EVとしては標準的ながら、やはりガソリン車と比べると本体価格はやや高いです。
一方、上記デメリットを軽減するメリットとして「補助金」と「税制上の優遇措置」があります。これは日産リーフに限った話ではありませんが、EVの購入に際しては車体と充電器の双方で補助金が利用できるほか、自動車税や重量税など各種税金も安くなります。こうした補助金+税の優遇措置、さらには日産リーフの性能や走行性、それによる電費の良さなどを考慮すると、長期的には日産リーフのコストメリットは増えていくでしょう。

日産リーフの内部機能について

日産リーフの室内空間は洗練されたデザイン性、余裕のあるスペース、快適な居住性だけでなく、便利な内部機能も備わっています。各部の目立った内部機能を以下にまとめました。

日産リーフの優れた設計

日産リーフの設計における目立ったポイントは、風切り音の発生を最小限に抑える空力設計です。ボディの空気抵抗を計算しシミュレーションを重ねた空気設計はリーフの独占技術ではありませんが、リーフではこれに加えて、車体の各所に遮音＆吸音対策も図られており、高い静粛性を発揮することができます。

日産リーフの多彩な空調

日産リーフの空調関連の内部機能は特に充実度が高いと言えるかもしれません。イオンの効果で車内の空気を浄化＆脱臭する『プラズマクラスター技術搭載フルオートエアコン』や、花粉・におい・アレルゲン対応の『高性能フィルター』、エコで高効率な『ヒートポンプシステム（省電力暖房システム）』など機能多彩です。

日産リーフのクリーンな内装

日産リーフの内装は、デザインだけでなく、抗菌仕様のシート・ステアリングにも注目です。いずれにおいても抗菌性能を備えた材質が採用されており、清潔な車内空間と安心感を提供します。時あたかも、衛生意識への高まりが顕著な時勢となっていますが、抗菌のある日産リーフの内装なら安心して乗り込めます。

長距離運転における日産リーフの性能

日産リーフの航続距離は281km～450km

長距離運転における日産リーフの性能に関するユーザーレビューには、以下のようなものがあります。
　●「長距離運転に不向きなのが最大のネックですね」
　●「ガソリン車のように長距離移動にはまだ制約があるのは事実です」
　●「長距離ドライブの際は、あらかじめ充電スポットを確認することが大切です」
日産リーフの航続距離（満充電で走れる距離）は、281km〜450km（グレードによって異なる）となっており、口コミにあるとおり、ガソリン車と比べるとまだまだ航続距離は短いといえます。また、充電スタンドの設置数も、現時点ではまだまだガソリンスタンドと比べると少ないため、長距離運転となると電池切れが心配になるところです。

日産リーフの長距離性は日進月歩

上記のとおり、日産リーフの長距離運転における性能は現時点ではガソリン車に劣っています。しかし、将来的には肩を並べるか、それ以上の水準となる可能性もあります。なぜなら、EVの航続距離を左右するバッテリーやモーターの技術は日進月歩で進化しているからです。
また、充電スタンドに関しても公共充電ステーションは漸進的に増えており、減少が目立つガソリンスタンドをよそ目に今後も拡大する見通しとなっています。走行性や乗り心地に関してもクオリティは向上するため、長期的な予測としては、日産リーフの長距離運転における性能は上昇トレンドにあるといえるでしょう。

日産リーフの燃費について

日産リーフの燃費すなわち電費は、40kWhモデルと60kWhモデルでそれぞれ異なります。以下、各モデルごとの電費をまとめました。

日産リーフ・40kWhモデルの燃費

EVの燃費すなわち電費は、1kWhあたりの走行距離を示しています。日産リーフ・40kWhモデルの交流電力量消費率（電費）は155Wh/kmですから、1km÷0.155kWh=6.45km/kWh、つまり1kWhあたり6.45kmとなります。これが40kWhモデルの燃費です。
電気代は1kWh=30円として、1ヶ月に平均100km走行した場合のEVにかかる電気代は約480円、ガソリン単価が1ℓ170円、リッター20kmの乗用車で100km走行した場合の燃費は約850円かかります。これと比較すると、日産リーフ40kWhモデルの燃費は良好です。

日産リーフ・60kWhモデルの燃費

60kWhモデルの交流電力量消費率（電費）は161Wh/kmです。したがって、1km÷0.161kWh=6.21km/kWhとなって、1kWhあたりの走行距離は6.21kmとなります。これが60kWhモデルの燃費です。
充電代は、電気代を1kWh=30円として、1ヶ月に平均200km走行することを想定すると、約960円/月となります。ガソリン単価1ℓ170円、リッター20kmの乗用車で200km走行した場合のガソリン代は1700円となるため、この場合も、ガソリン車と比べると燃費ははるかに良好です。

日産リーフの中古市場

日産リーフの中古車市場は、流動的かつ価格帯には大きな幅があります。2024年5月現在の情報では、10万円〜500万円の幅広い価格帯となっています。リーフには複数のモデルとグレードがあり、年式や状態、スペック、色、人気などさまざまな要因によって価格が変動することに注意が必要です。
中には、スペック良好ながら低人気のため値段が抑えられているものもあり、その意味では、お得にリーフを購入する方法として中古車も選択肢の一つとなるでしょう。中古車リーフには以下のようなメリット・デメリットがあります。

中古車リーフのメリットデメリット

日産リーフ・中古車のメリット

中古車リーフのメリットは、お得な値段で高スペックな日産リーフを購入できる可能性があることです。中古車市場とはいえ、中には現行モデルが販売されている場合もあり、しかもスペックは良好で走行距離は少なく、新車より安く購入できるのが利点です。リーフだけではありませんが、EVの中古車は安く自動車が購入できるのに加えて、V2Hを介して家庭用蓄電池として利用できるのもメリットでしょう。

日産リーフ・中古車のデメリット

リーフに限った話ではありませんが、中古車の状態は千差万別です。100台あったら、100台それぞれが異なる状態や品質を呈しています。そのため、数ある中古車リーフの中から、自分の予算やニーズに合った一台を見つけるのは大変です。また当然ながら、中古車のバッテリーは新車と比べて劣化しています。劣化したバッテリーは満充電ができないため、充電回数が増えてしまうのがデメリットです。

日産リーフと他の電気自動車との比較

日産リーフの優位性はどこにあるのでしょうか。最後に日産リーフと他の電気自動車（ライバル車）を比較してみました。以下、各要素でのリーフと他社EVとの比較をまとめています。

バッテリー容量/航続距離

日産リーフは40kWhと60kWh、バッテリー搭載量ごとに2種類のモデルを提供。街中メインなら40kWhモデル、長距離通勤メインなら60kWhといったように、車の用途やライフスタイルに合わせてバッテリー容量から自分に適したモデルが選べるのがメリットです。

性能1～最高速度

最高速度はEVに限らず自動車の性能を示す指標の一つ。日産リーフは最高速度でも国内EVトップクラスとなっています。

性能1～最高速度

0〜100km/h加速は、停止した状態から100kmに達するまでの時間です。当該車種の機敏性や瞬発力を示す指標となっています。日産リーフが実現した7.9秒は、ライバル車の中でも上位です。

日産リーフは総合評価の高い実力派EV！

日産リーフは、ユーザーレビューや口コミにおいて総合評価の高いEVです。洗練されたデザインをはじめ、加速性、応答性など走行性能の高さ、振動制御技術による静粛性、ガソリン車と比べた場合の燃費・経済性の良さなど、さまざまな分野で高評価を受けています。車体価格の高さはデメリットですが、その点は補助金の活用でカバーすることが可能です。 そのため日産リーフは、あらゆる用途やライフスタイルに対応する総合力の高い実力派EVが欲しい方におすすめの一台と言えます。

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