エコキュートは外気の熱とわずかな電力を使ってお湯を作るため、ガス給湯器と比べてランニングコストを抑えやすい点が魅力です。コスト面と環境面に大きな利点があるエコキュートですが、買い替え時や処分方法がわからず悩んでいる方は多いのではないでしょうか。そこで本記事では、エコキュートの買い替え時から処分方法、おすすめのメーカーまで詳しく解説していきます。買い替えを検討している方はぜひ参考にしてください。
▶ エコキュートの価格、メリットデメリット
エコ発電本舗の「取扱商品」「補助金情報」
蓄電池 | V2H | 太陽光発電 |
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ハイブリッド・全負荷型 単機能・全負荷型 |
V2H トライブリッド 給電器・充電器 |
長州産業 |
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買い替え時のサイン?こんな症状が出たら買い替えを検討しよう
エコキュートの寿命は一般的に10年程度と言われており、寿命が近づくにつれて不具合や動作不良が出やすくなります。設置条件や使用頻度によっても寿命に差が生まれるため、以下のような症状が出たときには買い替えを検討しましょう。
・勝手に電源がオフになる
・本体や配管から水が漏れる
・異常なにおいや音が出る
・設定温度までお湯が温まらない
・頻繁にリモコンにエラーコードが表示される
買い替えにかかるコストを懸念して、小さな症状であれば無視してそのまま使ってしまいがちですが、故障したままではより大きなトラブルにつながる恐れがあります。エコキュートを安全に使用するためにも、おかしな症状が出たときには無理に使い続けないようにしましょう。
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コスト面だけじゃない!エコキュート買い替えのメリット
古いエコキュートから新しいエコキュートに買い替える際、最もイメージしやすいのがコスト面のメリットです。省エネ性能に優れた最新エコキュートであれば今までより電気代を抑えられ、故障のリスクも軽減できます。このように、コスト面で大きなメリットがありますが、エコキュートの買い替えのメリットはそれだけではありません。ここでは、コスト面以外の、エコキュート買い替えのメリットについて紹介します。
新機能が搭載されている
多くのエコキュートが寿命を迎える10年の間に、各メーカーは最新機能を搭載した機種を次々と開発しています。今まで使っていたエコキュートには搭載されていなかった機能を、使えるようになるのが買い替えのメリットです。最新機能の代表的な例には、配管を自動でバブル洗浄してくれる機能や、外出先からスマホで遠隔操作できる機能などが挙げられます。
余裕をもって機種を選べる
エコキュートが正常に動くうちから買い替えを検討し始めることで、心と時間に余裕をもって機種を選べます。ある日突然故障して使えなくなり、焦って購入するような事態を避けられるのがメリットです。余裕のない買い替えは、機種選びに失敗するリスクがあります。生活スタイルに合った機種を選ぶためにも、エコキュートが完全に故障する前から買い替えを検討し始めましょう。
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要注意!エコキュート買い替えの際に気をつけたいポイント
深く考えずにエコキュートを買い替えてしまうと、思いもよらない点で不便さを感じたり、トラブルにつながったりするリスクが高まります。以下に紹介するポイントに注意し、買い替えの際は慎重に検討しましょう。
タンク容量をよく確認する
エコキュートは機種によってタンク容量が異なります。「価格が安いから」「最新機能が付いているから」といった理由だけで選んでしまうと、頻繁に湯切れが起きて困る場合があるので注意が必要です。そのため家族構成や生活スタイルを考慮し、1日にどのくらいのお湯を使っているのか事前に把握してから買い替えるようにしましょう。小さいお子さんがいる家庭で、成長にともなって今後使用量が増えていくと予想される場合は、現在より大きなタンクのエコキュートに買い替えるのも一つの方法です。
エコキュートの交換工事は3~6時間程度
設置場所や工事内容によって所要時間は変わりますが、エコキュートの交換工事には3~6時間程度必要です。工事中お湯が使えなくなるのはもちろん、配管工事をともなう場合には水が使えなくなるケースもあるため、前もってしっかりと準備をしておきましょう。あらかじめペットボトルに水を溜めておいたり、トイレが使用できないときの対処法を考えたりしておくと、いざ水が使えなくなったときでも安心です。
工事中は子どもやペットの安全を確保
エコキュートの交換工事中は、子どもやペットが現場に近づいてしまわないよう注意しましょう。エコキュートのタンクは空の状態でも100kg近い重さがあり、満水時には数百kgもの重さに達します。屋外と屋内両方での作業が必要な交換工事には大きな危険がともなうため、興味本位で近づいた子どもやペットが事故に巻き込まれないよう、しっかりと安全を確保しましょう。
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古いエコキュートの処分方法
エコキュートを買い替える際に忘れてはならないのは、今まで使っていた古いエコキュートの処分方法です。方法によっては交換工事とは別に費用が必要となるため、実際に買い替える前にどのような方法で処分するか考えておきましょう。古いエコキュートの処分方法には、主に次の4つが挙げられます。
交換工事の際にそのまま引き取ってもらう
4つの処分方法の中で特に負担が少ないのは、交換工事の際にそのまま引き取ってもらう方法です。交換と一緒に処分できるおかげでわざわざ別々に業者を探す必要がなく、処分から交換までスムーズに進められます。処分費用は業者によって異なるため、事前に見積もりを依頼してよく確認しましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収は、家電製品や生活用品をまとめて引き取ってくれるサービスです。たいていの業者では、自分でエコキュートを取り外すか、別の業者に依頼する必要がありますが、なかには取り外しまで対応してもらえる不用品回収業者もあります。料金は不用品の数やトラックの大きさで決まるケースが多いため、エコキュートの処分の際は検討してみましょう。
粗大ゴミとして自治体に処分してもらう
自治体に処分してもらう場合は、施設への持ち込み、もしくは収集の予約が必要になります。粗大ゴミの扱いや料金は自治体によって異なるため、自分が住んでいる地域のルールを確認してみましょう。エコキュートの取り外しは自分でする必要がありますが、工事業者や不用品回収業者に依頼するよりも処分費用を抑えられる点がメリットです。
買取業者やフリマアプリを利用する
エコキュートの状態次第では、買取業者やフリマアプリで買い取ってもらう選択肢もあります。業者に引き取ってもらう場合は処分費用が発生するのに対し、うまく買い取ってもらえると利益につながる可能性があるのがメリットです。ただし、フリマアプリを利用する際は、出品に向けた写真撮影や発送手続きを自分でおこなう必要があります。業者に引き取ってもらう方法に比べて、多大な労力がかかる点に注意しましょう。
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エコキュート買い替えにかかるコストは?相場を解説
エコキュート買い替えの際に、多くの人が気にするのはコストではないでしょうか。買い替えにあたっては本体価格や工事費用、処分費用などさまざまなコストが発生し、買い替えを決心する大きな障害となります。コストは設置場所や工事内容、タンク容量によって変動するため一概には言えませんが、一般的には30万円から60万円程度とされています。一例として、タンク容量370Lの標準的なタイプの交換費用の相場は約40万円です。よりタンク容量の大きな機種、特殊な機能が付いた機種となると、さらに交換費用は膨らむ可能性があります。実際に契約を交わす前に、エコキュートの交換にどれくらいのコストがかかるのかを確認しておきましょう。
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買い替えの際は補助制度をうまく活用しよう
エコキュートの買い替えには30万円から60万円程度のコストがかかるため、少しでも安く抑えたいと考える方がほとんどではないでしょうか。そこで役立つのが、国や自治体による補助制度です。たとえば経済産業省は「給湯省エネ事業」のなかでエコキュートを補助対象に指定しており、性能基準を満たす機種であれば1台あたり5万円の補助を受けられます。買い替えにかかるコストに比べるとそれほど大きくはない補助額ですが、少しでもコストを抑えるために活用を検討してみてはいかがでしょうか。ただし、本事業はあくまで「給湯省エネ事業者」を対象とした制度であり、個人から国への申請はできません。エコキュートの交換を依頼する業者を通じて国に申請する必要があるため、給湯省エネ事業者に登録している業者を選びましょう。国の補助制度以外では、各自治体が独自の補助制度を用意している場合があります。
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おすすめのエコキュートメーカー5選!各メーカーを象徴する機能も紹介
エコキュート選びの際に気になる耐久性ですが、メーカーによって壊れやすい、壊れにくいという明確な差はありません。耐久性よりも、搭載されている性能やアフターサービスに違いがあるため、メーカーごとの特徴でエコキュートを選ぶのがおすすめです。以下に紹介するおすすめのエコキュートメーカーの特徴と、各メーカーを象徴する機能を参考に、家族構成や生活スタイルに合った機種を選んでみてください。
三菱
三菱のエコキュートは、「清潔な水質を保つ機能」を多く搭載しています。その象徴といえる機能が「キラリユキープPLUS」です。こちらはお湯に発生する菌の増殖を深紫外線によって抑制する機能で、家族の中で最初に入浴する人はもちろん、最後の人まで気持ちよく入浴できます。ほかにも、配管自動洗浄機能などが搭載されており、清潔かつ楽に管理できるのが三菱のエコキュートの魅力です。
パナソニック
省エネ性能にこだわる方にぴったりなのがパナソニックのエコキュートです。浴室に入ってきた人を感知してお湯を加熱し始める「AIエコナビ」や、シャワーの温度と流量を同時に変動させる「リズムeシャワープラス」など、環境にも家計にも優しい機能が多数搭載されています。 節電や節水を心がけて、少しでも家計の出費を抑えたい方におすすめのメーカーです。
ダイキン
ダイキンのエコキュートには「パワフル高圧給湯」と呼ばれる機能が搭載されており、2カ所同時にお湯を使っても水圧がほとんど変化しません。たとえばキッチンでお湯を使っているときでも安定した水圧のシャワーを使えるので、人数が多い家庭でも不自由することなく利用可能です。また、自分の好みに合わせて温度を設定できる「温浴タイム」も、人数が多い家庭にはうれしい機能です。
コロナ
コロナは2001年に世界初の家庭用エコキュートを発売したことで知られるメーカーです。これまでにグッドデザイン賞や第14回キッズデザイン賞など数々の賞を受賞しており、業界をリードし続けています。コロナのエコキュートの特徴は、「入浴サポート機能」が充実していることです。「自動一時停止機能」「音声モニター」「入浴お知らせ機能」など、子育て世帯に優しい機能が多く搭載されています。
日立
日立のエコキュートには「水道直圧給湯」と呼ばれる独自の技術が取り入れられており、複数の場所で同時に使っても水圧が落ちない機能が欲しい方にぴったりです。また、「高速湯はり機能」を使うと、標準タンクで約12分かかるところを約9分30秒にまで短縮できます。仕事から帰ってすぐにお風呂に入りたいときや、うっかり湯船をはるのを忘れてしまったときなどに便利です。
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三菱電機とダイキンの人気シリーズを紹介!ユーザーからの評判は?
ここでは、エコキュートメーカーのなかでも特に多くのユーザーに親しまれている、三菱電機とダイキンの代表的なシリーズを紹介します。ユーザーからの評判も併せて紹介するので、エコキュート選びの参考にしてください。
三菱エコキュート Aシリーズ
三菱は価格帯に応じて「Pシリーズ」「Sシリーズ」などのエコキュートをラインナップしており、エントリーモデルにあたるのが「Aシリーズ」です。Aシリーズには、エコキュートに欲しい機能がシンプルにまとめられており、コスパと機能性をバランスよく実現しています。タンク容量は5種類用意されているほか、「エコオート」や「給湯専用」の機種もあるため、家族構成と生活スタイルに合わせて選びやすいでしょう。実際に購入したユーザーからは、「三菱製のエコキュートを購入しましたが、文字も大きくて難しい操作もなく使いやすいです。水圧も以前と変わりなく使用できているのでよかったです」という口コミが寄せられています。
出典:楽天市場https://review.rakuten.co.jp/item/1/344076_10000128/1.1/(引用日:2023年12月20日)
ダイキンエコキュート フルオートタイプ パワフル高圧 Xシリーズ
ダイキンのエコキュートのラインナップは、「フルオートタイプ」「オートタイプ」「給湯専用らくタイプ」の3種類です。フルオートタイプの種類が最も多く、ほとんどの機種にパワフル高圧機能が標準搭載されています。なかでもXシリーズはダイキンを代表するエコキュートとして最新機能が多く搭載されており、タイプも角型と薄型の2種類から選択可能です。Xシリーズを購入したユーザーからは、「水圧が強くなってかなり大満足です。機能的には過不足無く満足してます。工事は迅速に手配いただいて助かりました」という口コミが寄せられています。
出典:楽天市場https://review.rakuten.co.jp/item/1/344076_10000110/1.1/(引用日:2023年12月20日)
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最新モデルにはどんな機能がある?新旧エコキュートの性能比較
10年ほど前のモデルと2023年の最新モデルを比較すると、基本性能に違いが見られるほか、「スマホ連携」のような高付加価値の付いた機種が多く見られるようになりました。より便利に使える機能が続々と登場しており、今後もこうした高付加価値の付いた機種が増えていくと予想されます。
10年ほど前のモデルにはほとんど見られなかった機能
・スマホ連携
・太陽光発電システムとの連携
・配管のバブル洗浄機能
・お湯のにおいや菌の繁殖を抑える機能
・マイクロバブル機能(温浴効果や美肌効果を期待できる)
機能が増えているだけに、エコキュート選びの際は各メーカーの機能を細かく比較検討する必要があります。「高速湯はり機能はいらない」「子どもが安全に入浴できる機能がほしい」といったように、自身の生活スタイルと照らし合わせながら買い替えを検討しましょう。
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アフターサービスやメンテナンスにも気を配って購入後の満足度を高めよう
現時点で欲しい機能だけに注目してエコキュートを買い替えてしてしまうと、「購入前に思い描いていたイメージと違った」「メンテナンスが大変すぎる」などと感じる恐れがあります。長く快適に使い続けられるよう、買い替え後に受けられるアフターサービスや、メンテナンスのしやすさにも着目してエコキュートを選びましょう。メーカーによって、エコキュートの保証期間と相談窓口の対応時間は異なります。夜間に使用するケースが多い生活スタイルなら、24時間年中無休で対応してくれるメーカーを選ぶなど、自身の生活スタイルを考慮しながら選ぶことが大切です。また、買い替え後は定期的なメンテナンスを心がけることで、光熱費や修理費用などの余計なコストを削減できます。
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サインを見逃さず完全に壊れてしまう前に買い替えを検討しよう
エコキュートの寿命は約10年とされていますが、寿命を迎える前に買い替えのタイミングが訪れるケースもあります。「本体や配管から水が漏れる」「異常なにおいや音が出る」など、通常時とは異なる症状が出た場合には、無理に使い続けずに買い替えを検討しましょう。早めの買い替えを意識することで、家族構成や生活スタイルに合ったエコキュートをじっくりと選ぶ余裕が生まれます。また、エコキュートを長く快適に使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。買い替えの際は、アフターサービスの内容やメンテナンスのしやすさにも着目して選びましょう。