イオンモールは全電力を再生可能エネルギーで調達

イオンモールは2040年度までに全国約160ヶ所の関連施設にて、使用電力の全てを再生可能エネルギーに切り替えます。
多くの企業は、脱炭素の取組として「再エネ電力証書」を購入することで、温室効果ガスを削減していることが成り立ちます。

セブン&アイホールディングスは、NTTから太陽光発電の発電電力を調達していますが、まかなう電力は使用電力の一部で、使用電力の全量を再生可能エネルギーで賄う取り組みは小売業では初の試みです。

◆ イオンモールの複合方式とは？
さまざまな再生可能エネルギーを複合的に調達する方式で、全ての使用電力を再生可能エネルギーでまかなっています。
太陽光発電はコーポレートPPAを活用し、太陽光発電の発電事業者から全量を買い取ります。
風力発電やバイオマス発電などからも複合的に再生可能エネルギーを調達します。
さらに、一般消費者が電気自動車(EV車)の電力をイオンモールの設備で放電して提供する仕組みを構築します。電気自動車(EV車)の充電電力を提供する一般消費者は、イオンのポイントを享受できます。

イオンモールは複合方式によって、年間20億kWhの消費電力を調達予定です。

一般消費者が、電気自動車(EV車)の蓄電電力を提供できる仕組みはおもしろいですね。一般消費者の太陽光発電やV2Hの普及にも連動するきっかきにもなり、再生可能エネルギーの普及への貢献度が大きいです。

再生可能エネルギーの今後の展開は、あらゆる発電電力をできる限り地域で消費する「地産地消」がメインになりそうです。