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蓄電池のメリットとデメリットまとめ!家庭用蓄電池の問題点とは?

投稿日:2021年08月08日

家庭用蓄電池にはどんな種類があるの?

電池には使用されている素材の違いによっていくつかの種類がありますが、代表的なものとして「リチウムイオン電池」「ニッケル水素電池」「鉛蓄電池」「NAS電池」の4つを押さえておきましょう。
2021年時点で蓄電池市場の主流となっているのはリチウムイオン電池です。リチウムイオン電池は寿命が6~10年と比較的長く、サイクル回数も約3500回で耐久性に優れているのが特徴です。
エネルギー効率に優れているため、家庭用蓄電池以外にもPC・スマホのバッテリーなどに使用されています。
素材の希少性や製造工程の複雑さから、1kWあたり約20万円と導入コストが比較的高めになっている点がデメリットと言えるでしょう。

また、ニッケル水素電池の寿命は5~7年とされており、元々人工衛星用のバッテリーとして開発された背景から安全性が高い点がメリットです。
身近なところで言えばハイブリッドカーの原動力や乾電池などにも利用されています。
一方、自己放電によってエネルギーが自然に減ってしまう事が多く、コストパフォーマンスについてはやや安定性に欠けるに点がネックです。

電池として最も古いと言われている鉛蓄電池は約17年という長寿命が特徴的であり、蓄電池のラインナップ内でも突出した耐用年数を誇っています。
比較的安価で入手できるため各方面での実績も多く、中でもガソリン車のエンジン起動に用いられていることで有名です。
理論上のサイクル回数は約3000回となっていますが、充電を繰り返していくとエネルギー効率が下がるケースが多いので注意しましょう。

そして、日本ガイシが制作するNAS電池は優れたエネルギー効率に加えて1kWあたり4万円という低コスト、かつ長寿命を実現した蓄電池です。
長期運用が可能であることから大規模施設のバックアップ用電源としても利用されています。
ただし、長期運用が可能な反面、それに伴った設備保守を適切に行う必要があるので注意が必要です。
ナトリウムと硫黄を素材として利用するため、危険物を取り扱うことのできる人材が求められます。
▶ 蓄電池の価格相場と商品の種類はこちら

蓄電池のメリット

一般家庭でも蓄電池を導入することによって様々なメリットが期待できます。
蓄電池に消費者からの注目が集まっている理由は、恩恵の多さが要因と言っても良いでしょう。ここではそのメリットについて1つずつ解説していきます。

◆ 深夜電力を活用して電気代を節約できる

蓄電池の導入は電気代の節約になるというメリットがありますが、その理由の1つが深夜料金の存在です。
各電力会社では独自の料金プランを打ち出しており、その中には深夜帯の従電気代が安く設定されているものもあります。
こうしたプランを活用すれば、電気代の安い深夜に充電して日中の電気代を蓄電池で賄うことが可能です。
また、技術の目覚ましい発展が続く現代社会では、既に蓄電池にAIが搭載されている製品も珍しくありません。AIは電気料金が安く設定されている時間帯に自動で充電を開始してくれます。
自動制御で充電のタイミングを管理するため、利用者が逐一操作を行う必要が無いのです。
ただし、どの電力会社でも深夜の電気代が安い料金プランが用意されている訳ではありません。
蓄電池導入時にプラン変更の手続きが必要になる場合も多いので、自分が現在加入している料金プランと深夜に割安となる料金プランはしっかり確認しておきましょう。

◆ 災害時や停電時の備えになる

日本は台風や地震といった自然災害に見舞われる機会も多く、大規模なものになるとライフラインに支障を来たすケースもあります。
2011年の東日本大震災以降、特に災害に対する備えを気にする家庭は増えているのです。
そんな中で蓄電池は災害・停電時に強い設備として期待されています。
太陽光発電などで蓄電池に電気を蓄えておけば、非常時に作動する予備バッテリーとして機能させることが可能です。
何らかの理由によって電線からの送電が断たれたとしても、復旧までの間は家庭内の電力を蓄電池で賄えます。

このような非常時の蓄電池活用は製品によって「特定負荷型蓄電池」と「全負荷型蓄電池」の2パターンに分けられます。
特定負荷型は緊急時に蓄電池から電力を供給するポイントを予め設定するタイプのものです。
これに対して、全負荷型では家中すべての電化製品に電力を供給します。
全負荷型は緊急時でも不便の無い時間を過ごすことができますが、その分蓄える電気の量も多くなるため設備のコストは高くなるのが一般的です。冷蔵庫や避難経路の電気さえ確保できれば良いという場合は、特定負荷型でコストを抑えておくというのも1つの選択肢でしょう。

◆ 電気自動車との相性がいい

電気自動車についても経済産業省が主導して補助金制度が用意されているので、環境問題に関心が高い人の中には既に導入を済ませている人も少なくありません。
そして、蓄電池は電気自動車との相性が良いことでも知られています。
「トライブリッド」と呼ばれるスタイルを採用している蓄電池を導入すれば、電気自動車が走るために必要なエネルギーの大部分を、太陽光発電でカバーできるようになります。
太陽光発電によって生成した電機エネルギーを一旦蓄電池に充電し、蓄電池から電気自動車に電気を送るというプロセスです。
このシステムを活用すれば、電気自動車が太陽光発電のみで走行する100%エコなソーラーカーとなります。

◆ 太陽光発電と組み合わせて賢く電気を使える

蓄電池は太陽光発電と組み合わせることにより運用の幅が広がるという点も大きなメリットです。
具体的には太陽光発電の売電量を蓄電池によって底上げしたり、太陽光発電で賄えなかった電力を蓄電池によってカバーしたりといった運用方法があります。
例えば、在宅時間が長く日中に多くの電力を必要とする場合は、前述した深夜料金が安いプランで夜中に充電した電力を昼間に使うと良いでしょう。
太陽光発電によって生成したエネルギーの消費量を抑えられるため、結果的に売電量を底上げすることが可能です。
これは、太陽光発電の容量がそれほど大きくない家庭におすすめの運用方法です。
逆に日中の電気使用量がさほど多くない場合には、太陽光発電ができない時間帯の電力を深夜に充電した蓄電池でカバーすると効率が良くなります。

◆ 電力需要のピークを避けて電気を使用できる

蓄電池を上手に活用することにより、社会全体における電力需要のピークを抑えられるという点もメリットと言えます。
これを「ピークシフト」と呼ぶので覚えておきましょう。
一般的に世間の電力事情は13~16時が使用量のピークであると言われており、電力会社もこの時間に多くの発電所を稼働させています。
各発電所で生成された電気は保管しておくことができないので、電力会社は需要に合わせて適宜稼働率を調整しているのです。

発電所は基本的に稼働・停止を繰り返すとエネルギー効率が悪くなるため、電力供給量を調整するために細かく稼働率を変動させることは望ましくありません。
電力供給量の山と谷をできるだけ平坦にできれば、最も効率良く発電所が稼働します。
蓄電池の電力を13~16時の間に使用すれば、日本のエネルギー事情や環境問題の解決に貢献すること可能です。直接家計に影響するメリットではありませんが、長期的な観点で見れば大切な取り組みであると言えるでしょう。
▶ 蓄電池の価格や導入メリットはこちら

蓄電池のデメリット

豊富なメリットが魅力的な蓄電池ですが、導入にあたってはデメリットや注意点も併せて把握しておくことが大切です。蓄電池のデメリットは主に次の4点が広く知られています。

◆ 初期費用が高くつく

蓄電池の導入はその初期費用の高さがデメリットであると言われています。
製品によって価格は異なりますが、一般的に容量4~8kWh程度の家庭用蓄電池システムを一式揃えるには150~250万円ほど必要です。
各家庭のライフスタイルや住宅事情によって適した運用方法が異なり、初期費用の元を取るために必要な期間もまちまちです。
単純に容量が大きくなれば導入コストも高くなるため、大人数の世帯にとっては手が出しにくいというのも事実です。
また、家庭用蓄電池には太陽光発電システムを連携する「ハイブリッド型」と、基本的に独立して運用する「単機能型」の2種類があります。
ハイブリッド型は多機能である一方で単機能型よりも製品価格が高くなるので留意しておきましょう。

◆ 蓄電池には寿命がある

蓄電池には寿命があり、一度導入すれば半永久的に運用できるわけではないという点には十分注意しておきましょう。
蓄電池の寿命を表すには「サイクル回数」という指標が用いられることが多いです。
サイクル回数とは満充電と完全放電を1セットとして考える見方であり「0%→100%→0%」を1回としてカウントします。
つまり、蓄電池は部品に異常がなくても無限に使い続けることはできないのです。
目安となるサイクル回数は機種によって異なるのはもちろん、設置環境や使用状況でも変動するので注意しましょう。

なお、蓄電池本体の保証は一般的に10~15年となっているケースが多いですが、これは蓄電池の寿命に基づいた算出結果であると言われています。
蓄電池はサイクルを繰り返す最大容量が徐々に低下するものです。
メーカーでは保証期間内に一定容量以下までしか充電できなくなった蓄電池に関しては、交換対応を行うのが一般的です。
保証内容や具体的な保証期間は各メーカーで異なるため、導入前にしっかりと確認してください。

◆ 設置場所が必要

適切な設置場所を確保する必要があるという点も、蓄電池導入を検討する上でネックとなる場合があります。
家庭用蓄電池の大きさはさほど問題にはなりませんが、設置する環境が重要です。
例えば、屋外型蓄電池を設置する場合には「直射日光が当たらない」「高温多湿にならない」「結露しない」といった条件をクリアする必要があります。
屋内型蓄電池はこうした諸条件をクリアできる可能性が高い一方で、運転音が気になる人は寝室・書斎・勉強部屋などの近くは避けておきたいところです。
分電盤や連携する機器の位置によって適したタイプが異なるので、詳しくはメーカーのスタッフに相談してみましょう。
蓄電池の寿命は設置環境によっても左右されるので、長持ちさせるためにも適したタイプの蓄電池を最適な環境に配置してください。

◆ 電気を貯められる量や使える量には限度がある

蓄電池は機種によって充電容量の上限が決まっているため、好きなだけ充電して蓄えておける訳ではありません。
非常時に備えて充電しておいたとしても、蓄電池の最大容量によって使用できる家電の数や時間が異なるので注意しましょう。
普段使いの場合にも蓄電池の容量を把握しながら上手に活用するという意識が大切になります。
電力会社からの電気を使っていると中々慣れない感覚ですが、蓄電池を活用するためには身に付けておきたいところです。
また、リチウムイオン蓄電池は性質上「充電した電力の容量をすべて使い切れない」ということも覚えておきましょう。
リチウムイオン蓄電池は容量を空にすると電池が劣化してしまうため、実際には残り容量10%前後までしか利用できません。
家庭にリチウムイオン蓄電池を導入する場合には、余裕を持った容量管理を心がけましょう。

蓄電池が向いているのはどんな人?

蓄電池のメリット・デメリットは把握できても、実際自分に合うのかどうか判断が付かないという人も多いでしょう。以下には蓄電池の導入が向いている人と向いていない人の特徴を列挙していきます。

◆ 向いている人

太陽光発電システムを利用している、あるいは導入予定があるという人は、蓄電池の導入がおすすめです。
前述のように太陽光発電と蓄電池は相性が良く、蓄電池の活用によって太陽光発電の売電量を上げることもできます。
また、太陽光発電で余った電力を蓄電池に充電しておくという運用も可能なので、自宅の電力事情に合わせてフレキシブルに対応しましょう。
現状で毎月の電気代が高くて悩んでいるという人も、蓄電池の導入が効果的です。蓄電池は深夜の電気代が安いプランを併用することにより効率的に充電できるので、結果的に毎月の電気代は安く抑えられる傾向にあります。
停電や自然災害による非常時に備えたいというケースでも、蓄電池が頼れる存在になるでしょう。目的に応じて特定負荷型と全負荷型を選んでみてください。

◆ 向いていない人

蓄電池の導入が向いていないのは、基本的に導入が向いている人の条件に当てはまらない場合です。
毎月の電気代がそれほど高くないようであれば、蓄電池による節約効果はあまり期待できないと言えるでしょう。
日中に仕事などで外出してほとんど電気を使わない人も、深夜に充電した電力を活用する機会が少ないのでおすすめではありません。
また、自宅の周辺や屋内に十分な設置スペースが確保できないようであれば、蓄電池の導入は見送るのが賢明です。
設置できたとしても適切な環境で無ければ蓄電池本体の寿命が縮んでしまうため、場合によってはメンテナンス費用や修理代がかさんでしまうでしょう。
▶ 蓄電池の価格相場や選び方

蓄電池の初期費用を安くする方法はある?

現実的な問題として、蓄電池を一般家庭に導入するには初期費用が大きなハードルになっていると言えます。
蓄電池導入による経済的な負担を軽減するには、国や自治体による補助金制度を活用するのが効果的です。ここで補助金制度について概要を解説します。

◆ 国や自治体の補助金とは

蓄電池をはじめとする環境保護・エコエネルギーへの取り組みは国としても重要な課題であるため、各家庭への導入を促進するための補助金制度が整備されています。
過去に実施された代表的なものとしては「災害時に活用可能な家庭用蓄電池システム導入促進事業費補助金」や「VPP実証事業における補助金」などが挙げられるでしょう。
これらの補助金は既に受付が終了していますが、国は年度ごとに新たな補助金制度を打ち出す傾向があるのでこまめに情報を確認してみてください。
また、国とは別に東京都などの各自体が独自に補助金制度を展開している場合もあります。自治体の公式HPや役所などで詳細を確認してみましょう。

◆ 補助金を利用する際の注意点

蓄電池の補助金制度は誰でも利用できる訳ではなく、蓄電池の種類や設置時期といった所定の条件を満たす必要があるので十分に注意しましょう。
補助金を当てにして蓄電池を導入しても、対象外だったために交付が受けられなかったとなれば大きな痛手になります。
各補助金制度で定められている条件が異なるので、導入前には入念に確認してください。また、各補助金制度は申請期間が設けられているのが一般的です。
そのため、条件を満たしていても申請期間を過ぎている場合は受け付けてもらえません。
仮に、申請期間内であったとしても、申し込みが補助金の予算に到達した際には早期終了となるケースもあります。
補助金制度は条件と申請期間を確認した上で、早めの申請を心がけましょう。

メリットとデメリットを比較して導入を検討しよう!

蓄電池は安い買い物とは言えないので、メリット・デメリットを熟慮して導入の可否を決断しましょう。
初期費用を抑えるには補助金制度も重要ですが、機種や工事内容の違いを一括見積りで比較するのも有効です。
株式会社ゼロホームが運営するサービス「エコ発電本舗」では幅広いメーカーの蓄電池を取り扱っており、工事体制やアフターサポートも万全となっています。
まずは無料見積りから費用の目処を付けてみてください。

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