ニチコンが蓄電池の廃棄受付開始
昨今、家庭用蓄電池が急速に普及しておりますが、故障や寿命が尽きて、不要になったらどのように処分するのでしょうか?
粗大ゴミはもちろん、自治体での回収も困難です。
先立って、ニチコンが蓄電池の廃棄サービスの受付を開始したので、対象商品・廃棄価格・依頼手順など解説いたします。
ニチコンの蓄電池 廃棄サービスの詳細
◆ 蓄電池 廃棄の対象商品
・ニチコン製の家庭用蓄電池
・京セラ製の家庭用蓄電池
◆ 蓄電池 廃棄の価格
前提条件:東京都池袋にて依頼した場合
※住所と製品番号によって価格が異なります。
【 ニチコンの蓄電池 廃棄の価格 】
廃棄価格 | ニチコン蓄電池の型番 |
---|---|
72,600円 | ESS-P1S1、ESS-U3S1J、ESS-U3S1 |
73,700円 | ESS-T2S1、ESS-T1S1、ESS-T1SS |
77,062円 | ESS-T1S1V、ESS-T2S1V、ESS-T1SSV |
88,062円 | ESS-T2M1、ESS-T1M1、ESS-T1MS |
91,362円 | ESS-U2M1、ESS-U2M2、ESS-U2MS ESS-SP2S、ESS-SP2SA、ESS-SP2S3 ESS-SP2SA3、ESS-SP2S3E、ESS-U1SK ESS-U1SK2、ESS-U1N1、ESS-U1N2 ESS-U1N3、ESS-U1N4 |
108,852円 | ESS-U1SK1、ESS-U1SK3、ESS-U1SK3E |
119,852円 | ESS-U2L1、ESS-U2LS、ESS-H1L1、ESS-H1LS |
123,152円 | ESS-U2X1 |
105,552円 | ESS-T2M1V、ESS-T1M1V、ESS-T1MSV |
139,652円 | ESS-UA1SK、ESS-UA1SK1、ESS-UA1SK2 ESS-UA1SK3、ESS-UA1N1、ESS-UA1N2 ESS-UA1N3、ESS-UA1N4 |
【 京セラの蓄電池 廃棄の価格 】
廃棄価格 | 京セラ蓄電池の型番 |
---|---|
91,362円 | EGS-LM72A、EGS-LM72B、EGS-LM72AⅠ EGS-LM72BⅠ、EGS-LM72AⅡ、EGS-LM72BⅡ EGS-LM72AⅢ、EGS-LM72BⅢ、EGS-LM72AⅣ |
119,852円 | EGS-LM1201 |
139,652円 | EGS-LM144A、EGS-LM144B、EGS-LM144AⅠ EGS-LM144BⅠ、EGS-LM144AⅡ、EGS-LM144BⅡ EGS-LM144AⅢ、EGS-LM144BⅢ、EGS-LM144AⅣ |
◆ 蓄電池 廃棄の依頼手順
① 電気の切断工事
家庭用蓄電池を購入した販売店・施工店に依頼し、電気の切り離し工事を実施してもらう。
② 廃棄処理
ニチコンに蓄電池の廃棄依頼申請を行い、料金を支払う。
蓄電池 廃棄についての疑問
◆ 自治体に「粗大ごみ」として処理できるか?
家庭用蓄電池は特別管理廃棄物として認定されており「爆発性・毒性・感染性のおそれがある廃棄物」なので、地方自治体による回収はできません。
◆ 蓄電池 廃棄の価格の内訳は?
蓄電池 廃棄の価格の内訳はおもに以下の内容です。
「引取り、回収、運搬、解体場にて解体、各部材の処分」
◆ 蓄電池 廃棄の事前準備は何が必要?
廃棄する家庭用蓄電池において、切り離し工事をしなくても回収できるように、事前に家庭用蓄電池と家屋を切り離す工事を実施してください。
蓄電池をご購入された販売店や施工会社にご依頼ください。
◆ 新しい蓄電池を購入するので、廃棄費用を無償にできるか?
蓄電池をご購入予定の販売店にご相談ください。
蓄電池 廃棄のまとめ
今回はニチコンの蓄電池 廃棄サービスの事例を解説しました。
家庭用蓄電池が本格的に普及して間もないので、多くの方にとっては「廃棄」を考えるのはかなり先のことで、その頃には多数のメーカーや専門業者による廃棄サービスがリリースされていることかと思います。
とはいえ、廃棄の段取りはかなり面倒で、費用もかかるので、できる限り長寿命の蓄電池を選択されることを強くおすすめします。
▶ かしこい蓄電池の選び方