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東電「再エネおあずかりプラン」の経済メリットは?蓄電池と徹底比較!

投稿日:2019年08月08日

東電の「再エネおあずかりプラン」とは?

「再エネおあずかりプラン」は、家庭用蓄電池を導入しなくても、実質的に余剰電力を自家消費に充当することができ、電気代削減の経済メリットがあります。

「再エネおあずかりプラン」の対象顧客は、FIT期間が満了する太陽光発電システムを設置している方です。

「再エネおあずかりプラン」の経済効果は?

「再エネおあずかりプラン」の条件を整理し、経済メリットを試算します。
 ・月額料金:4,000円
 ・あずけられる上限電力量:250kWh/月
 ・買取価格:8.5円/kWh

 ◆ 月額料金:4,000円
月額料金を発電量に換算すると470kWh分(=4,000円 / 8.5円)
ソーラーパネルの容量に換算すると、5kW分の太陽光発電システムに相当します。

 ◆ あずけられる上限電力量:250kWh/月
あずけられる上限電力量の250kWh/月を、ソーラーパネルの容量に換算すると、2.5kW分の太陽光発電システムに相当します。

発電電力の自家消費分は125kWh/月で、ソーラーパネルの容量に換算すると1kW分の太陽光発電システムに相当します。

要するに、ソーラーパネルの容量3.5kW(=2.5kW + 1kW)以上を設置している場合、余剰分は8.5円で売電することになります。

 ◆ 経済効果のシミュレーション
ソーラーパネル6kWを設置した環境で、「再エネおあずかりプラン」に加入する場合と、12kWhの家庭用蓄電池を設置する場合で、経済メリットを比較してみます。
【前提条件】
 ・あずける電力量:250kWh/月
 ・電気料金単価:30円/kWh
 ・月間発電量:500kWh
 ・蓄電池容量:12kWh
 ・買取価格:8.5円/kWh

 ◆ 再エネおあずかりプラン

月間 年間 10年間 20年間
月額料金 4,000 48,000 480,000 960,000
あずけた節電額 7,500 90,000 900,000 1,800,000
売電収益 1,063 12,750 127,500 255,000
経済メリット 4,563 54,750 547,500 1,095,000

 ◆ 家庭用蓄電池(12kWhの場合)

月間 年間 10年間 20年間
経済メリット 10,800 129,600 1,296,000 2,592,000

家庭用蓄電池の寿命は概ね20年程度です。
家庭用蓄電池の導入には国や自治体から高価格の補助金が出ておりますので、長期的な経済メリットは家庭用蓄電池の方が大きいです。

▶ 家庭用蓄電池のメリットデメリット

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