家庭の電気料金の節約、余った電力を売れること、災害時のライフライン確保などの理由で、ソーラーパネルを設置している家庭が少しずつ増えているようです。国が太陽光発電システムの導入を積極的に勧めていることもその要因のひとつです。
太陽光発電システムが推奨される背景には、先の東日本大震災が大きく影響しています。東日本大震災を引き金とした原発事故をきっかけに、原子力に代わる新たなエネルギー使用が強く求められるようになりました。
そんな中、すでに実用化が進んでいた太陽光発電にスポットが当たったというわけです。
政府は太陽光発電システムの導入を進めるために、各自治体で補助金を出すように通達を出すだけでなく、電力会社にも余剰電力の買い取りを行わせることで一般家庭での導入に金銭的なメリットを付加しました。
ただ、補助金は無限ではないので、いつ締め切られるかはわかりません。確実に補助金を受け取るためには、早めに太陽光発電を導入した方がいいでしょう。
補助金だけでなく、太陽光発電システムを早く導入した方がいい理由には、余剰電力の買い取り価格も大きく関係しています。いま現在の売電価格は、1kWあたり38円です。電力会社から買う電気の値段が、平均して24円ほどですので今の売電価格はかなり高くなっています。
この売電価格は太陽光発電システムの設置世帯が増えれば増えるほど下がると考えられています。売電価格は固定価格買取制度により一定期間保証されているため、高いうちに設置するとお得です。電気代の節約と売電の効果によって、早ければ10年ほどで設置費用の元が取れる場合もあると言われています。
太陽光発電システムの設置を、ぜひお早めに検討ください。