ヘムス(hems)の補助金は?
平成27年はヘムス(hems)に対する国からの補助金は設定されていません。 しかし太陽光発電システムや蓄電池の地方自治体の補助金を受領するための条件としてヘムス設置が必須となる場合もございます。
昨年までヘムス設置に対して国から補助金が設定されていましたが、補助金制度の背景は、経済産業省の発表によると、1万世帯にヘムス(HEMS)を導入するために予算を組み込んでいるとのこと。
政府の目論見は、家庭内のエネルギーの使用状況をビッグデータ化して、2016年に開始される「発送電分離」「電力の自由化」に向けたシミュレーションを行うためです。
初期段階では普及を促すために補助金はかかせない販売促進です。
今年度は、蓄電池の補助金が非常に手厚いです。
国(sii)の蓄電池の補助金は、ヘムス設置が条件で、使用状況を遠隔でモニタリングできることが必須となります。
蓄電池の補助金は国と自治体で併用できるので、ぜひフル活用して蓄電池を低価格で導入しましょう
▶ 蓄電池の補助金の詳細
エコ発電本舗では、地方自治体におけるヘムス(HEMS)の補助金申請も全て代行いたしますので、お気軽にご相談ください。
各メーカーのヘムスを徹底比較
ヘムス(HEMS)はメーカーによって、月額料金が発生する場合やインターネットの常時接続が必須の場合がございますので、以下にメーカー別の主な特徴を紹介致します。
◆ 太陽光パネルの価格と性能を比較
太陽光パネルの価格相場と性能一覧は以下をご参照ください。
▶ 太陽光パネルの価格相場、性能比較はこちら
◆ 太陽光発電の補助金
太陽光発電の補助金(自治体から)は以下をご参照ください。
▶ 太陽光パネルの自治体からの補助金の詳細はこちら
パナソニックのヘムス
補助金を受領するための必須条件は?
セット購入しないと補助金対象外になります。絶対に必要な商品が以下のアイセグ本体と、エネルギー計測ユニットの2つの商品。
※アイセグ本体とエネルギー計測ユニットはバラバラでも購入可能ですが、2つセットで購入しないと補助金の対象外となりますので、くれぐれもご注意下さい。
上記のアイセグセットを設置することで、分電盤の一次側(家全体の電力消費量)の計測と小ブレーカーごとの消費電力の測定を合計8箇所行うことが可能です。
更に、多数の消費電力をご希望の場合は追加で分岐増設10回路20回路、30回路を選んで追加購入することができます。
個人的には、そんなに必要?と思ってしまいますが、回路数を増やすことで、たくさんの子ブレーカーに接続でき、こまかく室内の消費電力を計測できます。
パナソニックヘムスの特徴
・インターネット回線の接続は不要。
・モニタリングは、以下4種類より選択。
①ヘムス(HEMS)用モニター
②ビエラ(対象型のみ)
③パソコン
④スマートフォン
・パソコンやスマートフォンにてモニタリングする場合、市販の無線ルーターが必要となります。
・他社製の太陽光発電システムでもモニタリング可能。
・パナソニック問い合わせ先:0120-081-701
TV閲覧やインターネットもできる!
純正より価格も安く、取替も簡単で、TVやインターネットもできます。パナソニックのヘムスが最も人気が高く売れ筋です。特にヘムスモニターを、ビエラ(タブレット型)に変更した設置パターンが好評です。ビエラにはブラウザ機能やワンセグ機能があり更に防水仕様なのでお風呂場で使用することもできます。
通常のヘムスモニターで、太陽光の情報だけをモニタリングするより多様性があり設置価値が高いので、おすすめです。
パナソニックの商品詳細は、以下よりご確認下さい。
メールや電話でのご相談は以下よりお問合せ下さい。
東芝のヘムス
東芝のヘムスはネット環境が必須
上記図の真ん中にある「ITアクセスポイント」という装置が各データをブルートゥースにて受信し、有線でルーターと接続します。
ルーターから、パソコンやレグザ(ネット機能がある型)に無線接続しモニタリングします。
東芝ヘムスの特徴
・必要環境として、インターネットの常時接続必須。
・更に「フェミニティ」という東芝が運営するサイト登録が必須。
※登録しないと、発電量や消費電力のモニタリング不可。
・初期費用1500円、月額500円の有料会員制。
・他社製の太陽光発電システムでもモニタリング可能。
・東芝問い合わせ先:0120-585-090
まさかの月額500円!?
計測するのに月額500円です。東芝の場合インターネットの常時接続と有料サイトの会員登録が必須となります。
今までのお客様の傾向としましては、設置して2ヶ月程度は日々の発電状況や週の発電状況を集計されますが、長期的に計測されるお客様は非常に稀です。
正直、月額費用を支払ってモニタリングするのは、地味にストレスなので個人的にはおすすめしません。
他社の場合、無料でできることなので、そのうち無料で使用できるように改変されるかもしれませんね。そうしないと誰も使用しないかもしれません。
東芝の商品詳細は、以下よりご確認下さい。
メールや電話でのご相談は以下よりお問合せ下さい。
ソーラーフロンティアのヘムス
平成26年度は補助金対象外?
平成26年度はソーラーフロンティアのヘムスは補助金対象外となりました。
ソーラーフロンティアのヘムスの特徴
・インターネットへの接続は不要。
・無線ルーターを接続すればソコンでのモニタリング可能。
・他社製の太陽光発電システムでもモニタリング可能。
・ソーラーフロンティア問い合わせ先:0570-550-190
簡易的だが、機能不足??
細かい計測ができません。ソーラーフロンティアのヘムス(HEMS)は簡易的で操作性が非常に高く使い勝手は非常に良いです。
しかしながら、測定項目が少なく「総発電量」「総使用量」「売電価格」「買電価格」の4種類のみで、各部屋の電力使用量などは計測不可です。
各部屋の電力量を計測できるメーカーもございますが、小ブレーカー毎の使用電力量を計測するだけなので、ブレーカーに何の家電がつながっているか把握しておく必要があります。
節電に対する意識がかなり高い人じゃないとあまり意味がない機能ですね。個人的には、発電量と前消費量と売電価格、買電価格が把握できれば十分だと思います。
ソーラーフロンティアの商品詳細は、以下よりご確認下さい。
メールや電話でのご相談は以下よりお問合せ下さい。
シャープのヘムス
さすがシャープ!簡単で非常に便利
シャープは、上の写真のように電力量の計測センサーはコンセントの内部に内蔵しています。
コンセントと接続する機器の間に「センサー付きコンセント」を噛ますことで、該当機器の使用電力が計測できます。
この手法はあまりにも簡易的なので、手抜きな仕組み?と思われがちですが、非常に利便性が高く実生活にマッチしています。
通常は小ブレーカーの2次側にセンサーを接続するので、該当ブレーカーの消費電力を計測することになりますが、どのコンセントがどのブレーカーにつながっているのか把握することも大変ですし、ブレーカーの全容量を把握しても、どの機器がどのくらいの電力を使用しているのか特定できないので、実質的に役に立つ機能とは言い難いです。
その点、さすがはシャープ!
コンセント毎に使用電力が計測できるので、どの機器がどのくらい電力を使用しているのか一目瞭然です。
シャープのヘムス(HEMS)セットをご用命いただきましたらセンサー内蔵のコンセントと、中継器、モニターが一式セットとなります。
この他に、お客様にご準備いただく無線ルーターが必須となります。
残念ながら、平成26年度の補助金制度からシャープは除外されました。
シャープヘムスの特徴
・インターネットへの接続は不要。
・お客様による無線ルーターの準備が必須。
・テレビやパソコンでのモニタリングは不可。
・他社製の太陽光発電システムでもモニタリング可能。
・シャープ問い合わせ先:0570-550-190
設置が簡単で実用性はナンバーワン!
細かい配線が不要で手軽さが売りですね。シャープのヘムスは、テーブルタップにセンサーが内蔵されているので、設置作業が非常に簡単で、設置場所の変更も簡単にできます。
他社のようにブレーカーの消費電力ではなく、該当のコンセントに接続した家電機器の消費電力を計測できるので、非常に実用的です。
デメリットは、インターネットを介してのモニタリングが不可
なので、外出先からのモニタリングはできません。
個人的にはには、スマホやパソコンで消費電力や発電電力を計測する意味があるのか疑問ですが。。。
シャープの商品詳細は、以下よりご確認下さい。
メールや電話でのご相談は以下よりお問合せ下さい。
三菱のヘムス
特に魅力はないですが…
三菱のヘムス(HEMS)セットを購入すると「モニター、送受信機センサー」が一式ついてきます。
センサーは分電盤の1次側用と、小ブレーカー用を5個が付属され、更に計測箇所を増設したい場合はオプションで2個追加できます。
太陽光発電システムの発電電力を計測する際は、三菱製の太陽光発電システムを設置の場合、パワーコンディショナからデータが送信されます。
他社製の太陽光発電システムを設置の場合、別途計測センサーが必要となります。
三菱ヘムスの特徴
・インターネットへの接続は不要。
・パソコンや携帯でのモニタリングは不可。
・他社製の太陽光発電システムでもモニタリング可能。
・三菱の問い合わせ先:03-3847-4143
特別おすすめの要素はないですが
特に粒立てて解説することがないです。センサーの数を増設する場合も「プラス2個」と数が少ないし、インターネットを介してのモニタリングも不可です。
個人的には三菱の太陽光発電システムの設置の場合、ネットでのモニタリングを希望の場合はパナソニックのアイセグか。ネットでのモニタリングが不要で簡易的な仕様が希望ならシャープがおすすめです。
特にこだわりがない場合は、純正の三菱のエコガイドTABが良いかと思います。
三菱の商品詳細は、以下よりご確認下さい。
メールや電話でのご相談は以下よりお問合せ下さい。
京セラのヘムス
ブレーカー、コンセントの両方OK
京セラのハウスマイルナビ(ヘムス)は、インターネット環境がなくてもモニタリング可能です。
京セラのヘムスセットは、本体とセンサー16個とその他部材のセットとなりモニターが含まれていないので、無線ルータとモニターは自前で準備する必要があります。
モニターはタブレット、スマートフォン、ブラウザ機能があるテレビなどです。
センサーの数は標準で16個ですが、増設したい場合はプラス20個までセンサー内蔵コンセントを増設可能です。
ブレーカー毎の消費電力と、コンセント毎の消費電力を計測できるので、非常に便利ですね。
ブレーカー用センサー16個とコンセント型のセンサー20個の合計36箇所もの消費電力を計測できます。
京セラヘムスの特徴
・インターネット回線不要
・標準で16センサー付属
・追加でコンセント内蔵型を20個増設可能
・標準モニターがないのでタブレットやスマホなどで閲覧
・京セラから毎月定期レポートを提出してもらえる(有料)
・京セラにて発電状況とエラーを遠隔監視(有料)
・他社製の太陽光発電システムでもモニタリング可能。
・京セラ問い合わせ先:0120-58-0526
有料だけど手厚いサポート
京セラのヘムスには、有料ですが「ハウスマイル-ネットワーク」というサポートサービスがあり、手厚いサービスをうけられます。
定期レポートについてですが、毎月の発電量、使用電力、売電価格などの月次レポートに加えて、節電のアドバイスもしてくれるらしいです。
更に遠隔監視サービスにて、発電量やパワーコンディショナのエラー、蓄電設備のエラーを監視し、異常があった場合お客様にお知らせしてくれます。
シャープのwebモニタリングサービスなども同様ですが、メーカーが直接お客様のシステムを監視メンテナンスしてくれるサービスはお客様が安心して長期運用できるのでおすすめですね。
京セラの商品詳細は、以下よりご確認下さい。
メールや電話でのご相談は以下よりお問合せ下さい。
そもそもヘムスのメリットって?
ヘムス(HEMS)とは、ホームエネルギーマネジメントシステムの略で、直訳すると「家のエネルギーを管理するシステム」という意味です。
ヘムス(HEMS)には「表示」と「制御」の2つの機能がございます。
「表示」は使用電力の「見える化」が目的で、いつ、どこで、何に使われているかを一元管理できる機能です。
「制御」は家中の機器を一括コントロールしたり、自動的に電力使用量を最適化できる機能です。
パナソニックのスマートHEMSの場合
表示
ガスや水道の使用量も確認できます。太陽光発電システムの発電量、家全体と回路ごとの電気使用量蓄電池に蓄えられている電力、ガス・水道の使用料を見ることもできます。
その他にも、電気使用量が多い電化製品や部屋がひと目で把握でき、節電への取り組みが容易になります。
更に家の中からだけではなくパソコンやAndroidやiPhoneなどのスマートフォンからも見ることができます。
個人的には「スマホで家の発電量を見る必要があるのか?」と思いますが、今後の技術の発展であらゆる電気機器がスマホから操作できるようになったり、自動制御設定ができるようになったり、その他のアプリと連系できるようになったりと、きっと役に立つデバイスとなることでしょう。
制御
ヘムス(HEMS)にてエアコンをエコモード設定にすると運転開始後30分で省エネ温度設定に自動変更してくれます。ヘムス(HEMS)からエアコンのオンオフ操作は今のところ不可です…。
AndroidやiPhoneにてリモコン設定をすることで、住まいのどこからでもエアコンの操作が可能です。
例えば、1階から2階のエアコンをoffにすることができます。
つい先日まで、法的な問題でon操作はNGでした。リモコン以外からのon操作は50年前に作られた「電気用品安全法」で違法らしいです。
まさか、将来携帯電話が開発されてエアコンを操作することになるなんて誰も予想できなかったんでしょうね。
今年の5月の法改正により、on操作が許可されました。
エコキュート設置によりオール電化を導入されているご住宅であれば、天気予報や過去の電気使用状況を計算して、太陽光発電の余剰電力でエコキュートを自動沸き増しすることができます。
IHクッキングヒーターにおいても、自動制御設定にて、家全体の電気使用量が多く、電力が足りないと判断するとIHクッキングヒーターの火力を自動でセーブします。
男性目線から考えると「そんな機能使うのか?」と思ってしまいますが、家や家計を管理する主婦にとっては、便利な機能だと思います。
実際の活用の仕方としては、例えば夏場の電気使用量が極端に多い場合、子供が帰宅した直後に冷蔵庫が頻繁に開閉されていたり、一度にテレビやゲームやパソコンを起動したり、具体的な要因を把握することができます。
前もって最大使用電力を設定することで、設定値に達したら自動的にエアコンの温度設定を変えたり、優先順位が低い機器の電源をoffにすることができます。
ということで、HEMSを導入することで電気使用量の把握と、統括制御ができます。
既存の家電はヘムスで操作不可能
ヘムス(HEMS)を使用して制御できる家電はECHONET LIGHTの通信が 実装されている家電に限ります。
実装されている家電は現段階では限定的ですが、今後確実に増えてきます。
現時点ではほとんどの場合ヘムス(HEMS)を導入しても「表示」の機能しか使えないので、わざわざ追加料金を払ってまで設置する必要があるのか?と、お考えのお客様も多数いらっしゃるかと思いますが、ヘムス(HEMS)をご購入いただくと商品代と工事費の総額に対して国から補助金が支給されます。
標準セットのモニターを購入しなけば、当然モニター代が総額から差し引きされますので、標準モニターをヘムス(HEMS)に差し替えても、ほとんど支払う金額は変わらないと思われます。
国策が大きく変わらなければ、ヘムス(HEMS)の普及も急増するはずです。
多くの家電もヘムス(HEMS)からの制御対応機器に変わり、家の電力使用状況をヘムス(HEMS)で一元管理し、各家電をヘムス(HEMS)から統括操作するようになります。
ヘムス(HEMS)による電力量の管理と操作を行うことで家の使用電気量は最適化され、確実に削減されます。
これがいわゆるスマートハウスなのです。
エコ発電本舗では、国、都道府県、市区町村の補助金申請を全て代行しております。
各メーカー太陽光発電システムを激安価格の最安値でご提案いたしておりますので、是非お問い合わせて下さい。
万一他社の方が安かったら必ずお値引きいたします。