太陽光発電は何年で元が取れる? 費用回収の目安と回収を早めるコツ

投稿日:2025年03月25日

電気

太陽光発電の重要性はわかっていても、「何年で元が取れるのか心配」と思う方もいるかもしれません。導入には高額な初期費用がかかるため、回収期間や節約効果を知りたいと考えるのは当然です。
本記事では、住宅用太陽光発電の費用回収期間の目安と、少しでも早く元を取るための具体的な方法を解説します。太陽光発電の導入費用や売電収入、電気代の節約効果を詳しく知りたい方に役立つ内容です。太陽光発電を検討する前にぜひ参考にしてください。


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太陽光発電は何年で元が取れるのか

太陽光発電の導入で損をしないためには、「初期投資に対してどの程度の期間で回収できるのか?」を把握しておくのが大切です。ここでは、初期費用の相場、回収期間の目安について解説します。

太陽光発電導入にかかる初期費用

太陽光発電の導入に必要な初期費用は、太陽光パネル費用、架台費用、パワーコンディショナー費用、ケーブル費用、設置工事費用などで構成されます。一般的な住宅では設備容量3〜5kW程度のシステム導入が多く、資源エネルギー庁の調査では、1kWあたり28.8万円が平均価格です。そのため、3〜5kWのシステムを導入した場合の初期費用は、86.4〜144万円が相場となります。初期費用に関しては、設置条件による費用変動があります。例えば、屋根の形状や素材、設置の難易度によって工事費用は上下します。
メーカーや製品グレードによる価格の違いも留意すべきポイントです。パネルの種類(単結晶・多結晶・薄膜)や、発電効率の高い最新モデルを選ぶかどうかでも費用が変わります。オプション設備の追加も費用変動の要因の一つです。蓄電池やV2H(電気自動車と連携するシステム)を追加する場合、初期費用は大きく上がります。

太陽光発電初期費用の平均回収期間

太陽光発電初期費用の平均回収期間

太陽光発電の費用回収期間は、設置費用と発電による電気代の削減額、売電収入などを総合的に考慮して計算されています。一般的な住宅(3〜5kWのシステム)の場合、回収期間の目安は10年程度です。ただし、設置費用、家庭の電力使用量、日照条件、売電価格、電力会社の電気料金、補助金の活用などによって変動するため、自分の家庭にあわせたシミュレーションが重要となります。
近年は電気代の高騰が続いているため、自家消費率の向上により費用対効果が高まり、結果として早く回収できる可能性が高まります。太陽光発電の導入を考える際には、複数の施工会社に見積もりを依頼し、シミュレーション結果を比較する方法をとるのが賢明です。


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太陽光発電の費用回収期間に影響を与えるもの

太陽光発電の回収期間は一律ではなく、さまざまな要因によって変動します。具体的には、売電価格や自家消費率、設置場所・日照条件、メンテナンス費用などです。各要因が回収期間に及ぼす影響について解説します。

売電価格の推移

太陽光発電の余剰電力は、電力会社に売電できます。売電価格は固定価格買取制度(FIT制度)によって決定されますが、近年は売電単価が下がってきており、2012年には1kWhあたり42円でしたが、2025年は15円まで低下しました。
太陽光発電の売電価格が低下すると、投資回収期間は長くなります。売電収入が減少し、初期費用の回収スピードが遅くなるためです。現在の日本では、売電価格は年々下がっている傾向(FIT制度の買取価格低下)にあります。

自家消費率の違い

太陽光発電は何年で元が取れるのか

自家消費率とは、発電した電気のうち、自宅で消費する割合を指します。自家消費率が高いほど、電気代の削減効果が大きくなり、回収期間を短縮できます。逆に、自家消費率が低い場合、売電による収入が主な収入源となり、売電価格が低下している現在では、回収期間が長くなる可能性があります。
自家消費量を増やすと、電力会社から購入する電気の量が減り、削減した電気代が実質的に「利益」として積み重なり、初期投資の回収を早めるというメカニズムです。全国家庭電気製品公正取引協議会による目安単価の1kWhあたり31円を援用すると(※)、自家消費によって31円×消費量分の電気代が削減可能です。
太陽光発電の発電ピークが昼間であるため、昼間に家で過ごす時間が長いほど自家消費が増えます。高効率な家電を使うと、自家消費率を最大化できます。

設置場所と日照条件

設置場所と日照条件は、太陽光発電システムの発電効率に直接影響を与える要因です。パネルの設置場所や屋根の向き・角度によって効率性が左右され、発電効率が高まると、投資回収期間は短縮されます。発電効率が高まると、同じ量の初期投資に対して、より多くの電力を発電できるため、電気代の削減額や売電収入が増え、結果的に回収期間が短縮されます。
屋根の向きは、南向きがもっとも発電効率が良く、東向き・西向きでもある程度の発電が可能です。南向きで十分な日照を受けられる地域では、年間の発電量が多くなり、電気代の削減や売電収入が増えます。
逆に、日照が少ない地域や北向きの屋根では発電量が少なく、回収期間が長くなる可能性があります。設置場所と日照条件は、投資回収期間をシミュレーションする際の重要なパロメーターです。

メンテナンス費用の影響

太陽光発電システムは基本的にメンテナンスフリーですが、定期的な点検と清掃が推奨されています。パワーコンディショナーの寿命は15年程度であり、交換費用を見込む必要があります。メンテナンス費用が高額になると、利益が出しにくくなり、投資回収期間が長引く可能性があります。逆に、メンテナンス費用を抑えられれば、回収期間を短縮できます。
太陽光発電の投資回収期間を短縮するためには、メンテナンス費用の適切な管理・抑制が重要です。対策ポイントは、 必要最低限のメンテナンスを「計画的」に実施する方法です。頻繁かつ無駄なメンテナンスを避け、メーカー推奨の周期で計画的に点検を実施する必要があります。劣化や不具合を早期発見できれば、大きな修理費用を未然に防げるでしょう。


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太陽光発電の費用回収を早める4つの方法

太陽光発電の費用回収は、以下の方法を実施すれば大幅に短縮可能です。

● 補助金を活用する
● 電気の自家消費を効率よく行う
● 節電・省エネを意識して生活する
● 家庭用蓄電池を組み合わせる
4つの方法についてポイントを解説していきます。

補助金を活用する

補助金は、自治体が行う経済的な支援制度です。補助金額は地域ごとに異なりますが、数万円から数十万円の補助が受けられる場合があります。太陽光発電を導入する際に、自治体が提供する補助金を活用すると初期費用を抑えられます。総額200万円のシステムに対して50万円の補助金が出た場合、実質的な投資額は150万円です。その結果、初期費用が抑えられ、投資回収までの年数が短縮されます。
補助金の活用によって自己投資額が減るため、売電収入や自家消費による電気代削減によって得られる利益の割合が高まります。これにより、同じ発電量でも投資額に対する利益率が高くなるため、よりスピーディな投資回収が可能です。

電気の自家消費を効率よく行う

近年は売電価格が下落する一方、電気料金が上昇しているため、太陽光発電で発電した電気は「売る」のではなく、「使う」ことによって高い効率性を生み出します。自家消費のタイミングは、発電する時間である昼間に電気を使うのが重要です。共働き世帯や昼間不在が多い家庭でも、洗濯機や食洗機などタイマー設定や自動運転できる電化製品を使用すれば、昼間の自家消費率を向上できるでしょう。
昼間に余った電力を蓄電池にためて夜間に使うと、自家消費率をさらに向上できます。特に、夜の電気使用量が多い家庭では、蓄電池の導入により発電した電力を最大限活用できます。電気料金の高い夜間の購入電力を減らせるため、費用回収が加速します。
家庭内の電気使用状況を「見える化」するHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の導入や、太陽光発電で電気自動車を充電できるV2H(Vehicle to Home)の活用なども、効率的の良い自家消費を促進する点で有効な対策です。

節電・省エネを意識して生活する

節電・省エネを意識して生活する

太陽光発電の費用回収を早めるためには、発電や自家消費だけでなく、使う電気自体を減らす節電・省エネも重要です。発電量を最大限に使いつつ、電気使用量を減らせば、より効果は高まります。
具体策の一つは、LED照明への切り替えです。LEDは消費電力が少ない割に寿命も長いため、長期的に大きな節約が可能です。最新式の省エネ家電に買い替える方法も効果的です。冷蔵庫、エアコン、テレビ、給湯器などは電力消費量が大きいため、最新型への買い替えが推奨されます。
また、住宅の断熱性能を向上させると、冷暖房効率が向上し、省エネにつながります。

家庭用蓄電池を組み合わせる

太陽光発電は昼間の晴れている時間帯にしか発電できないため、昼間に使い切れなかった電気は余剰電力として売電されます。しかし、蓄電池を併用すると昼間に発電した電気を夜間にも利用できるようになり、自家消費率が向上します。蓄電池の導入によって、余剰電力を無駄なく使い切ることができ、電力会社から高い電気を買わずに済む点がメリットです。
近年、再エネ賦課金の上昇や燃料費調整額の増額により、電気料金が上昇しています。この傾向は今後も続く可能性があり、電力会社から購入する電気が高くなるほど、太陽光+蓄電池の自家消費効果が高まります。蓄電池自体の価格が高いため、導入コストと回収期間のバランスを考慮して考えましょう。


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太陽光発電の費用回収シミュレーション

太陽光発電の費用回収シミュレーション

太陽光発電の回収期間を具体的に把握するためには、シミュレーションが有効です。一般家庭(4kWシステム)を想定した費用回収シミュレーションと考慮すべきポイントを解説します。実際の運用状況をイメージしながら読んでみてください。

一般家庭(4kWシステム)の回収期間試算

一般家庭向け太陽光発電設備4kWシステムを例に、費用回収期間のシミュレーションを行います。

 導入コストと補助金(基本条件) 
● 設備容量:4kW
● 初期費用(システム一式):1,152,000円(平均価格から試算※)
● 補助金(東京都の場合):360,000円
● 実質負担額:792,000円(=1,152,000円-360,000円)

 年間の経済効果 

内訳 金額(円) 備考
節約できる電気代 37,200 年間発電量4,000kWhのうち30%を自家消費(31円/kWhで試算)
売電収入 42,000 70%を売電、FIT価格15円/kWh
年間合計効果 79,200  

 費用回収期間の計算 
実質負担 792,000円 ÷ 年間効果79,200円 =10年

今回の試算では10年で費用回収が可能という試算結果になりました。初期費用を相場より安く導入できたり、電気の自家消費率を高めたりすることで、さらに早い回収も目指せます。ぜひ導入の参考にしてください。

シミュレーションで考慮すべきポイント

太陽光発電の費用回収シミュレーションを行う際は、初期費用の抑制、補助金の有無、電気料金の上昇などがポイントとなります。各要素における動向が回収期間に影響を及ぼすため、重要な変数として考慮しなければなりません。
電気料金は今後も上昇すると予測されており、発電による電気代削減効果は年々大きくなる可能性があります。ただ、地域の日照時間や屋根の向き・角度によって発電量が変わるため、実際に得られる発電量は地域や設置条件で異なる点も考慮が必要です。
先述したとおり、自家消費率の高さも大事な要因となります。自家消費率が高いほど電気代の節約効果が上がり、回収期間を短縮できます。特に最近は売電価格が低いため、自家消費の比率が重要です。


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太陽光発電は10年で元を取るのが目安

太陽光発電の回収期間は、初期費用、発電量、売電価格、電気代削減効果などによって異なります。目安として、10年で回収するイメージを持って導入を考えるのが現実的です。また、地域ごとの日照条件や自家消費率の向上、電気料金の上昇といった要素も考慮しなければなりません。
重要なポイントをしっかり押さえ、適切に設備選定を行うなら、予想以上の効果を得られる場合もあります。回収期間の目安を参考に、家族にぴったりの太陽光発電システムの導入計画を今すぐ検討してみましょう。

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