節電で電気料金割引、家庭向けポイント制普及?!
電気の供給不足の対策として、政府は節電に協力した家庭にポイント付与。
電気料金を実質的に下げる電力プランを促す支援策を講じる。
■ 対策の目的
・特に夏冬に逼迫する電力需給の改善
・物価高のよる家計と企業の経済活動の支援
■ 節電の仕組み
電力会社の要請に応じて、対価を受け取る仕組みをデマンドレスポンスと呼びます。
東京電力と中部電力はデマンドレスポンスを7月から開始します。
電力不足が予想される場合、前もって協力を要請し、家庭の節電量に応じてポイントを付けます。
1kWhの節電に対する付与ポイント
・東京電力:5円相当のポイント
・中部電力:10円相当のポイント
・東京電力:Tポイント、Ponta、nanako 目標
節電の目標は使用電力量の3%の節電で、一般家庭の電気料金に換算すると、月間で数十円ほどの還元となります。 正直、節電のリターンとしては非常にインパクトが小さい。
今回の目的は、「電力需給の改善」と「物価高の支援」なので、もう少しインパクトのあるリターンを設定すべきでは?
物価高に関してはガソリンや食料品も該当するが、電気の場合は供給不足の問題もセットになっているので、問題の次元が異なる。
■ ちなみに、物価高対策のポイント
・節電に協力した消費者や企業にポイント付与や電気料金の割引
・地方自治体が活用できる交付金の増額を検討
・最低賃金の全国平均1000円の早期達成を目指す